継子とハブ(シマグチ)

概要

所はどこかは知らないけどね、継母は多分結核だったのでしょう。それで、女の子の継子に、「私の病気には、赤い竹の子を煎じて飲めば効くから、赤い竹の子を掘って来てくれ。」と言ったから、もうこの子は、この赤い竹の子を捜すと言って、山の中をもう三日も長いこと歩いているとハブに出会ったらしい。それで、もう咬まれるなと思っていたら、このハブは首を上げて、「こんな山の中でどうしたのか。」とものを話したらしい。継子が、「竹の子のなかでも赤いものがあるでしょうか。」と言ったら、ハブは、「竹の子のなかに赤いものなんてない。どうしてか。」と言うから、「実はお母さんが結核になって、どうしてもこれを捜して来ないと家に入れないと言うから、三日も捜していますが見つかりません。」と言ったらしい。それでこのハブは、「家はどのあたりか。」と言って、この子の家を聞くと、この女の子と一緒にその家に行ったらしい。そうしたら、このハブがこの女の子に化けて、継母に、「薬をお飲み下さい。」と言ったら、「そうか、竹の子を捜して来て薬を煎じたんだね。」と思って、継母が飲んだらこの薬にハブの毒が入っていたのか、継母はそのまま死んでしまった。そしたら、そのときに父親が帰って来て、継母が死んでいるのを見て、「これはどうしたことか。」と言ったら、それまで、この子供はハブに目を閉じさせられていたので、子供は目を開けて見て、お母さんは死んでしまっているのでもうびっくりして泣いているわけ。そこには、このハブのすで殻があったらしい。そうしたら、この子がもう後は泣き止んで、「お母さんの言いつけで、どこどこの山に行って、赤い竹の子を捜していたら、ハブがいて赤い竹の子というものもあるのかと言うから、私はハブと一緒に来て見たら、お母さんはもうこうなっていたんだよ。」と言ったら、このハブがまたこの男の親に、「私が薬を飲ませたんだよ。」夢をみせたらしい。だから、父親は、「あまりにも継子をいじめたから、お前は罰をうけたのだな。」と言ったらしい。

再生時間:2:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O412343
CD番号 47O41C090
決定題名 継子とハブ(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 石川静江
話者名かな いしかわしずえ
生年月日 19110412
性別
出身地 石川市東恩納
記録日 19820613
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T07A11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 13歳の頃、国頭村で聞いた。
文字化資料 いしかわの民話昔話編P59
キーワード 継母,結核,継子,赤い竹の子,ハブ
梗概(こうがい) 所はどこかは知らないけどね、継母は多分結核だったのでしょう。それで、女の子の継子に、「私の病気には、赤い竹の子を煎じて飲めば効くから、赤い竹の子を掘って来てくれ。」と言ったから、もうこの子は、この赤い竹の子を捜すと言って、山の中をもう三日も長いこと歩いているとハブに出会ったらしい。それで、もう咬まれるなと思っていたら、このハブは首を上げて、「こんな山の中でどうしたのか。」とものを話したらしい。継子が、「竹の子のなかでも赤いものがあるでしょうか。」と言ったら、ハブは、「竹の子のなかに赤いものなんてない。どうしてか。」と言うから、「実はお母さんが結核になって、どうしてもこれを捜して来ないと家に入れないと言うから、三日も捜していますが見つかりません。」と言ったらしい。それでこのハブは、「家はどのあたりか。」と言って、この子の家を聞くと、この女の子と一緒にその家に行ったらしい。そうしたら、このハブがこの女の子に化けて、継母に、「薬をお飲み下さい。」と言ったら、「そうか、竹の子を捜して来て薬を煎じたんだね。」と思って、継母が飲んだらこの薬にハブの毒が入っていたのか、継母はそのまま死んでしまった。そしたら、そのときに父親が帰って来て、継母が死んでいるのを見て、「これはどうしたことか。」と言ったら、それまで、この子供はハブに目を閉じさせられていたので、子供は目を開けて見て、お母さんは死んでしまっているのでもうびっくりして泣いているわけ。そこには、このハブのすで殻があったらしい。そうしたら、この子がもう後は泣き止んで、「お母さんの言いつけで、どこどこの山に行って、赤い竹の子を捜していたら、ハブがいて赤い竹の子というものもあるのかと言うから、私はハブと一緒に来て見たら、お母さんはもうこうなっていたんだよ。」と言ったら、このハブがまたこの男の親に、「私が薬を飲ませたんだよ。」夢をみせたらしい。だから、父親は、「あまりにも継子をいじめたから、お前は罰をうけたのだな。」と言ったらしい。
全体の記録時間数 2:53
物語の時間数 2:49
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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