カフン川(シマグチ)

概要

知花を越えて松本へ行く所にカフン川という川が流れている。このカフン川の由来は何かと言えば、昔、正月前になると、「豚殺し」といって、その時期になると物乞いの人達は肉を乞うてあちこち歩いていた。そして、ある物乞いが物を乞うた家が、幼馴染の女だったという。女は「肉は中に入れてあります」と言ったが、実はその中に肉ではなく黄金を入れて、「今日は寒いからカフン川に行って温まりなさい」と言った。男は金が入っているとは思わなかった。女は心配して後を追って行くと、男はカフン川に降りて行って、その川の側で藁の束に火をつけて温まっていた。女は、「アキサミヨー中には黄金が入っていたのに」と、もう今からでは言うことも出来ないので、「アキサミヨー果報がないね、カフン川」と言った。それでこの川は果報のない川だから、カフン川になった。

再生時間:1:37

民話詳細DATA

レコード番号 47O412340
CD番号 47O41C090
決定題名 カフン川(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 石川静江
話者名かな いしかわしずえ
生年月日 19110412
性別
出身地 石川市東恩納
記録日 19820613
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T07A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 母から聞いた。
文字化資料
キーワード カフン川,豚殺し,物乞い,肉を乞う,幼馴染の女,黄金,藁の束に火,果報がない
梗概(こうがい) 知花を越えて松本へ行く所にカフン川という川が流れている。このカフン川の由来は何かと言えば、昔、正月前になると、「豚殺し」といって、その時期になると物乞いの人達は肉を乞うてあちこち歩いていた。そして、ある物乞いが物を乞うた家が、幼馴染の女だったという。女は「肉は中に入れてあります」と言ったが、実はその中に肉ではなく黄金を入れて、「今日は寒いからカフン川に行って温まりなさい」と言った。男は金が入っているとは思わなかった。女は心配して後を追って行くと、男はカフン川に降りて行って、その川の側で藁の束に火をつけて温まっていた。女は、「アキサミヨー中には黄金が入っていたのに」と、もう今からでは言うことも出来ないので、「アキサミヨー果報がないね、カフン川」と言った。それでこの川は果報のない川だから、カフン川になった。
全体の記録時間数 1:43
物語の時間数 1:37
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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