昔はね、これがあったさあ、向うに毛(もー)に集まってね。例えば、男女何名が組むのかなあ。あっちこっちから集まって例えば十名、男、四、五名でもいいさあ。四、五名が女に御馳走あげるんだよ。あの時の御馳走というのはね、天ぷらとかね、ソーメン、それから・ジューシーといってね野菜は入れんが、焼き飯みたいなね、おいしかったよ。そういったもん作って、また、あの女たちにあげるわけさあ。あげたら今度はまた、女から二、三力月後に、そのお礼として作ってきたのを男を呼んでやるわけさ。それがね、ちようど伊波部落のね・アシビナーがあってね、そこはちょっと高くなっているさあ。その下にね砂糖作るサーター屋(やー)といってねキビをね積む所があってね、そこはもう大きなガジュマルなんか生えて。ここの下は毛(もー)になっているわけさあ。でえ、晩ね、そこに女の人がジューシーさあ、焼き飯作って・ソーキにさあ、こう入れてきてね、そして向うの全部は車座になってね、それから、もう全部食べてるわけさあ。そしたらね、真っ白い犬がね、ここ女の人の側からね、こう手を出して取って食べていたって。犬は幽霊さあ。他の人には見えない、この人だけは見えるわけさあ。この人は黙ってしまって、もう食べもしないでね、それからもう家に帰ってから、もう悪寒(ひーさぶりー)してね、寒気して病気して。で、後で聞いたら、こうこうだということでね、御願(うぐわん)したら治ったという。
| レコード番号 | 47O412307 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C089 |
| 決定題名 | 犬マジムン(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波増清 |
| 話者名かな | いはぞうせい |
| 生年月日 | 19080410 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市伊波 |
| 記録日 | 19820314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T05B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話伝説編P155 |
| キーワード | 御馳走,伊波部落の,アシビナー,サーター屋,真っ白い犬,犬は幽霊 |
| 梗概(こうがい) | 昔はね、これがあったさあ、向うに毛(もー)に集まってね。例えば、男女何名が組むのかなあ。あっちこっちから集まって例えば十名、男、四、五名でもいいさあ。四、五名が女に御馳走あげるんだよ。あの時の御馳走というのはね、天ぷらとかね、ソーメン、それから・ジューシーといってね野菜は入れんが、焼き飯みたいなね、おいしかったよ。そういったもん作って、また、あの女たちにあげるわけさあ。あげたら今度はまた、女から二、三力月後に、そのお礼として作ってきたのを男を呼んでやるわけさ。それがね、ちようど伊波部落のね・アシビナーがあってね、そこはちょっと高くなっているさあ。その下にね砂糖作るサーター屋(やー)といってねキビをね積む所があってね、そこはもう大きなガジュマルなんか生えて。ここの下は毛(もー)になっているわけさあ。でえ、晩ね、そこに女の人がジューシーさあ、焼き飯作って・ソーキにさあ、こう入れてきてね、そして向うの全部は車座になってね、それから、もう全部食べてるわけさあ。そしたらね、真っ白い犬がね、ここ女の人の側からね、こう手を出して取って食べていたって。犬は幽霊さあ。他の人には見えない、この人だけは見えるわけさあ。この人は黙ってしまって、もう食べもしないでね、それからもう家に帰ってから、もう悪寒(ひーさぶりー)してね、寒気して病気して。で、後で聞いたら、こうこうだということでね、御願(うぐわん)したら治ったという。 |
| 全体の記録時間数 | 2:55 |
| 物語の時間数 | 2:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |