言わば、一番科(いちばんこう)あたる人を琉球国王の政府に採用しよったらしい。ある時期に試験があって、モーイ親方は一番に当ったわけよう。そうしたもんで、このモーイは、屋号を伊野波(ぬーは)と言うて、髪の毛もねえ、もうなにもせずもう汚なくして歩きよったらしいから、「伊野波(ぬーは)ぬモーヤー。」と言うていたらしい。この人は、世間から見ては馬鹿者のようだが、自分としては、「この人達は、私をみんなで馬鹿というが、今にみていろ。」という具合いに人を笑っているわけよう。そうして、自分は床下に隠れていて勉強したらしい。そして、親が、「珍らしい事だなあ、何も勉強している様子もないんだけどねえ、あいつも一番科にあたったねえ。」と家中を捜して、床下を見たら、昔は硯で墨をすって使っているから、もう非常に薄べったくなるまで使った硯が沢山あったらしい。それでモーイは、世間が笑っているんだが、床下で非常に勉強していたわけよう。
| レコード番号 | 47O412250 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C086 |
| 決定題名 | モーイ親方 勉強(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 久場兼仁 |
| 話者名かな | くばけんじん |
| 生年月日 | 19101227 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 恩納村山田 |
| 記録日 | 19820314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T03A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 言わば、一番科(いちばんこう)あたる人を琉球国王の政府に採用しよったらしい。ある時期に試験があって、モーイ親方は一番に当ったわけよう。そうしたもんで、このモーイは、屋号を伊野波(ぬーは)と言うて、髪の毛もねえ、もうなにもせずもう汚なくして歩きよったらしいから、「伊野波(ぬーは)ぬモーヤー。」と言うていたらしい。この人は、世間から見ては馬鹿者のようだが、自分としては、「この人達は、私をみんなで馬鹿というが、今にみていろ。」という具合いに人を笑っているわけよう。そうして、自分は床下に隠れていて勉強したらしい。そして、親が、「珍らしい事だなあ、何も勉強している様子もないんだけどねえ、あいつも一番科にあたったねえ。」と家中を捜して、床下を見たら、昔は硯で墨をすって使っているから、もう非常に薄べったくなるまで使った硯が沢山あったらしい。それでモーイは、世間が笑っているんだが、床下で非常に勉強していたわけよう。 |
| 梗概(こうがい) | 言わば、一番科(いちばんこう)あたる人を琉球国王の政府に採用しよったらしい。ある時期に試験があって、モーイ親方は一番に当ったわけよう。そうしたもんで、このモーイは、屋号を伊野波(ぬーは)と言うて、髪の毛もねえ、もうなにもせずもう汚なくして歩きよったらしいから、「伊野波(ぬーは)ぬモーヤー。」と言うていたらしい。この人は、世間から見ては馬鹿者のようだが、自分としては、「この人達は、私をみんなで馬鹿というが、今にみていろ。」という具合いに人を笑っているわけよう。そうして、自分は床下に隠れていて勉強したらしい。そして、親が、「珍らしい事だなあ、何も勉強している様子もないんだけどねえ、あいつも一番科にあたったねえ。」と家中を捜して、床下を見たら、昔は硯で墨をすって使っているから、もう非常に薄べったくなるまで使った硯が沢山あったらしい。それでモーイは、世間が笑っているんだが、床下で非常に勉強していたわけよう。 |
| 全体の記録時間数 | 2:33 |
| 物語の時間数 | 2:27 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |