昔、犬の足は三本だったんだって。そして、この話は、王様の言うことをよく聞く犬がいて、前の足は二本あったが、後ろの足は一本しかなかったって。それで、大変忠実な犬だったものだから、「おまえに足を一本あげようね。」と王様が言った。たくさんの足を持っているムカデにあれやこれやと頼んでみたが、 「一本だってなくなれば私は歩けなくなってしまう。」と、どうしても譲らなかった。それから、別の生き物にも頼んでみたが、譲ってくれるものはいなかった。あとは、トートーメーの前に飾ってある香炉は、昔は四本足だった。あれは動かず、いつもひとところに立ってばかりいるので、三本でも立てるだろうと、 「おまえの足を一本、分けてくれないか。」と聞いたら、「ああ、いいよ。」と言って、一本の足を犬に譲ったんだって。それで、王様から賜わった足なので、これを汚してはならない、濡らしてはいけないと、それで片足を上げるらしい。
| レコード番号 | 47O421824 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C056 |
| 決定題名 | 犬の足(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 和宇慶朝伝 |
| 話者名かな | わうけちょうでん |
| 生年月日 | 19060329 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市米原 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T51 A14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下25頁 ふるさとの昔ばなし183頁 通観826頁 |
| キーワード | 犬の足,三本,王様,ムカデ,トートーメー,香炉,片足 |
| 梗概(こうがい) | 昔、犬の足は三本だったんだって。そして、この話は、王様の言うことをよく聞く犬がいて、前の足は二本あったが、後ろの足は一本しかなかったって。それで、大変忠実な犬だったものだから、「おまえに足を一本あげようね。」と王様が言った。たくさんの足を持っているムカデにあれやこれやと頼んでみたが、 「一本だってなくなれば私は歩けなくなってしまう。」と、どうしても譲らなかった。それから、別の生き物にも頼んでみたが、譲ってくれるものはいなかった。あとは、トートーメーの前に飾ってある香炉は、昔は四本足だった。あれは動かず、いつもひとところに立ってばかりいるので、三本でも立てるだろうと、 「おまえの足を一本、分けてくれないか。」と聞いたら、「ああ、いいよ。」と言って、一本の足を犬に譲ったんだって。それで、王様から賜わった足なので、これを汚してはならない、濡らしてはいけないと、それで片足を上げるらしい。 |
| 全体の記録時間数 | 2:02 |
| 物語の時間数 | 2:02 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |