古老から話を聞くと、米原の部落は約三百年ぐらいになると思うわけ。あの頃の米原部落は、七所帯であったらしい。私達の祖先が首里から下りて来たの、私からするならば、八代か九代ぐらい前。その頃は所帯はすくなかったらしいが、僕たちが成長する頃には、七、八十戸くらいになっていた。この辺は、兼箇段字ぬ居住部落になっとったらしいね。チジューというと、離れた散在部落のこと。そこに住みついた人達は、首里から都落ちして来た人々であった。本字の方は、昔からの百姓が育った所。都落ちして来た人々は、
本字には入れなくて、本字の離れた所に寄留するように住みついた。結局、字の成り立ちからすると、どこの本字でも、屋敷はくっついていた。居住部落というのは、都落ちして来たものだから、みな便利な所に屋敷を構えて家を作ったので、散在部落になったという。現在も、家は散らばっています。そういう現象だったらしい。首里から下りて来た当時は、殆ど農業をったことがなかったでしょう。是非、そこに住みつかなければと、それから、農業を始めたということなんだ。結局、現在の米原は、二百戸以上の戸数にっているが、三百年前は七戸ぐらいしかなかったという事だよ。だが、非常に一生懸命働いたので、居住部落か
ら発展して、今日の字を形成したということですね。
| レコード番号 | 47O421823 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C056 |
| 決定題名 | 米原の始まり(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 和宇慶朝伝 |
| 話者名かな | わうけちょうでん |
| 生年月日 | 19060329 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市米原 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T51 A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上355頁 |
| キーワード | 米原,祖先,兼箇段,屋取,首里,都落ち,本字, |
| 梗概(こうがい) | 古老から話を聞くと、米原の部落は約三百年ぐらいになると思うわけ。あの頃の米原部落は、七所帯であったらしい。私達の祖先が首里から下りて来たの、私からするならば、八代か九代ぐらい前。その頃は所帯はすくなかったらしいが、僕たちが成長する頃には、七、八十戸くらいになっていた。この辺は、兼箇段字ぬ居住部落になっとったらしいね。チジューというと、離れた散在部落のこと。そこに住みついた人達は、首里から都落ちして来た人々であった。本字の方は、昔からの百姓が育った所。都落ちして来た人々は、 本字には入れなくて、本字の離れた所に寄留するように住みついた。結局、字の成り立ちからすると、どこの本字でも、屋敷はくっついていた。居住部落というのは、都落ちして来たものだから、みな便利な所に屋敷を構えて家を作ったので、散在部落になったという。現在も、家は散らばっています。そういう現象だったらしい。首里から下りて来た当時は、殆ど農業をったことがなかったでしょう。是非、そこに住みつかなければと、それから、農業を始めたということなんだ。結局、現在の米原は、二百戸以上の戸数にっているが、三百年前は七戸ぐらいしかなかったという事だよ。だが、非常に一生懸命働いたので、居住部落か ら発展して、今日の字を形成したということですね。 |
| 全体の記録時間数 | 3:48 |
| 物語の時間数 | 3:48 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |