御殿殿内では、山原出身の女中を使っていた。その女中は主人の男の子を産んだ。本妻は女の子を産んだ。そして、男の子が生まれない前に主人は死んでしまった。男の子を産んだ女中は生まれ故郷に帰され、布を織ったり農業をして働き、子どもには学問をさせた。しばらくして、首里、那覇は廃藩の世になり、女主人と女の子はミーンムクジヤー(取り残された芋を掘るほど、貧しい人)になり、山原に流れてきた。山原は、那覇からの寄留民が多く芋なども一斤ずつ計っての配給だった。配給の芋が余ったので一つ取って置いてあった。それを取って食べようとしている者がおり、配給人に叩かれていた。見かねた村人が村長に訴えた。芋を取ろうとしていたのは、首里から来た本妻と娘であった。成長した女中の子どもが村長になっていて、自分や母親を追い出したにもかかわらず、二人を家に連れて行き一緒に暮らすようになったという。
| レコード番号 | 47O421813 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C056 |
| 決定題名 | 村長と昔の4無情な主人(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 目取真ウト |
| 話者名かな | めどるまうと |
| 生年月日 | 18900804 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市安慶名 |
| 記録日 | 19800805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T51 A3 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説、 世間話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上817頁 |
| キーワード | 御殿殿内,本妻,女中,廃藩,山原,ミーンム,那覇,首里, |
| 梗概(こうがい) | 御殿殿内では、山原出身の女中を使っていた。その女中は主人の男の子を産んだ。本妻は女の子を産んだ。そして、男の子が生まれない前に主人は死んでしまった。男の子を産んだ女中は生まれ故郷に帰され、布を織ったり農業をして働き、子どもには学問をさせた。しばらくして、首里、那覇は廃藩の世になり、女主人と女の子はミーンムクジヤー(取り残された芋を掘るほど、貧しい人)になり、山原に流れてきた。山原は、那覇からの寄留民が多く芋なども一斤ずつ計っての配給だった。配給の芋が余ったので一つ取って置いてあった。それを取って食べようとしている者がおり、配給人に叩かれていた。見かねた村人が村長に訴えた。芋を取ろうとしていたのは、首里から来た本妻と娘であった。成長した女中の子どもが村長になっていて、自分や母親を追い出したにもかかわらず、二人を家に連れて行き一緒に暮らすようになったという。 |
| 全体の記録時間数 | 3:18 |
| 物語の時間数 | 3:18 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |