キジムナー、昼は眠り夜は海に魚を取りに行った。ある所にお爺さんが一人いた。そのお爺さんはい
つも一人だったので、夜になると潮が満つので魚釣りにいつも海に行っていた。そしたらキジムナーが、「お爺さん。」といって、「私が魚を取ってあげるから友達になろう。」といったので、「あー、そうしよう。」といって友達になった。そしたら毎日、「ウスメー(お爺さん)さあー海に行こう。」といっていつも一緒に海にいった。いつも一緒なのでこのウスメーは根気が持たなくなった。貧乏ではあったが魚を取って
売っていたのでいくらか豊かになっていたので、これはもうキジムナーとは縁を切らねばと思い、キジムナ
ーにお前が恐いのは何かと聞いた。キジムナーは蛸と暁の鶏だといった。そしたら、「いいことを聞いた、これはどうしても縁を切らねば私がもたん。」といって考えをだして、蛸を買ってきて門にさげ、布をかぶ
りクバオージ(ビロウ葉の扇)を二つ持ち屋根の上でしゃがんでいた。そしてキジムナーが門からウスメーウスメーと呼んできたので、このウスメーは扇を羽のつもりでパタパタさせ、タッタエーキと鶏の鳴きまね
をした。キジムナーは目がとても達者だったのでジッとにらみつけてから、あーこれは私達のウスメーだな
。これは殺してやらんといけないといったそうだ。それからキジムナーは来なくなったが、ウスメーは三日
の間に寝たまま死んでいたそうだ。
| レコード番号 | 47O421806 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C056 |
| 決定題名 | キジムナー(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 目取真ウト |
| 話者名かな | めどるまうと |
| 生年月日 | 18900804 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市安慶名 |
| 記録日 | 19800805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T50 B10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 通関133頁 ふるさとの昔ばなし118頁 |
| キーワード | キジムナー,夜,魚取り,おじいさん,潮,友だち,タコ,暁の鶏,蒲葵扇, |
| 梗概(こうがい) | キジムナー、昼は眠り夜は海に魚を取りに行った。ある所にお爺さんが一人いた。そのお爺さんはい つも一人だったので、夜になると潮が満つので魚釣りにいつも海に行っていた。そしたらキジムナーが、「お爺さん。」といって、「私が魚を取ってあげるから友達になろう。」といったので、「あー、そうしよう。」といって友達になった。そしたら毎日、「ウスメー(お爺さん)さあー海に行こう。」といっていつも一緒に海にいった。いつも一緒なのでこのウスメーは根気が持たなくなった。貧乏ではあったが魚を取って 売っていたのでいくらか豊かになっていたので、これはもうキジムナーとは縁を切らねばと思い、キジムナ ーにお前が恐いのは何かと聞いた。キジムナーは蛸と暁の鶏だといった。そしたら、「いいことを聞いた、これはどうしても縁を切らねば私がもたん。」といって考えをだして、蛸を買ってきて門にさげ、布をかぶ りクバオージ(ビロウ葉の扇)を二つ持ち屋根の上でしゃがんでいた。そしてキジムナーが門からウスメーウスメーと呼んできたので、このウスメーは扇を羽のつもりでパタパタさせ、タッタエーキと鶏の鳴きまね をした。キジムナーは目がとても達者だったのでジッとにらみつけてから、あーこれは私達のウスメーだな 。これは殺してやらんといけないといったそうだ。それからキジムナーは来なくなったが、ウスメーは三日 の間に寝たまま死んでいたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:25 |
| 物語の時間数 | 3:25 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |