長男は先妻の子、次男は後妻の子であった。先妻の子をなきものにして自分の子を王に継がそうと継
母は企みをした。自分の体に蜂蜜をぬり蜂がとまるのを見た長男は、「お母さん、お母さん、蜂がとまって
いますよ。」といって蜂を追い払おうとした。継母は夫に、「こいつは私の乳をつかもうとしています。」
と告げ、下男の我那覇を使って殺しにいかせる。そして次男に王を継がせる。殺しにいった下男の我那覇は
、山奥まで連れて行ったが殺すことはせずに人に養わせる。そして王には殺してきましたと報告した。何年
か経って、次男に王を継がすとは何事かといって、人民から不満が高まった。長男を殺さなければよかった
と悔やんでいる王のことばを聞いた我那覇は、実は長男は生きていますといった。「それなら早くつれてこ
い。」と頼んだ。さっそくそのことを長男に言うと、「自分は殺された立場だから絶対に行かん。」といっ
て最初は断る。しかし、人民からも何度もお願いをされたので、とうとう受け入れて行くことになった。そ
して、「死ににいく道もひとつの道ではいけないから、私を渡してくれる橋を一日でつくりなさい。」とい
った。これが一日橋の由来である。
| レコード番号 | 47O421756 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C054 |
| 決定題名 | 継子と乳房の蜂(シマグチ混じり) |
| 話者がつけた題名 | 継子と一日橋由来 |
| 話者名 | 大城ナヘ |
| 話者名かな | おおしろなへ |
| 生年月日 | 19080208 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市赤道 |
| 記録日 | 19800806 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T49 A23 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 通観628頁 具志川市の民話ふるさとの昔ばなし138頁 |
| キーワード | 先妻,後妻,継母,蜂,乳,我那覇,王位,一日橋 |
| 梗概(こうがい) | 長男は先妻の子、次男は後妻の子であった。先妻の子をなきものにして自分の子を王に継がそうと継 母は企みをした。自分の体に蜂蜜をぬり蜂がとまるのを見た長男は、「お母さん、お母さん、蜂がとまって いますよ。」といって蜂を追い払おうとした。継母は夫に、「こいつは私の乳をつかもうとしています。」 と告げ、下男の我那覇を使って殺しにいかせる。そして次男に王を継がせる。殺しにいった下男の我那覇は 、山奥まで連れて行ったが殺すことはせずに人に養わせる。そして王には殺してきましたと報告した。何年 か経って、次男に王を継がすとは何事かといって、人民から不満が高まった。長男を殺さなければよかった と悔やんでいる王のことばを聞いた我那覇は、実は長男は生きていますといった。「それなら早くつれてこ い。」と頼んだ。さっそくそのことを長男に言うと、「自分は殺された立場だから絶対に行かん。」といっ て最初は断る。しかし、人民からも何度もお願いをされたので、とうとう受け入れて行くことになった。そ して、「死ににいく道もひとつの道ではいけないから、私を渡してくれる橋を一日でつくりなさい。」とい った。これが一日橋の由来である。 |
| 全体の記録時間数 | 4:17 |
| 物語の時間数 | 4:17 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |