鬼餅由来(共通語)

概要

首里でのこと。ある兄妹がいた。兄は山にすんでおり、村人の話によると、兄さんは人を殺して食べる鬼だ、というのが村中に広がったので、嫁に行っていた妹は心配していた。兄の居る所へ行くと、噂のとおり、鍋の中には人間の頭や足が煮られており、びっくりして妹は逃げようとしたが、その時に兄さんが「ちょっと待て、ご馳走があるから」と言って、呼び止めた。妹は鍋のものだと思いびくびくしていたが、兄が準備をしている間に、自分の子供の尻をつねった。子供が泣いたので、どうして泣いているのかというと、うんこがしたいという、便所へ行くが、兄は妹が逃げないように、長い紐をつけた。妹はその紐を石にくくりつけて、逃げた。妹は餅を作り、自分が食べるものは普通の餅で、兄さんのには鉄を入れて餅を作り、兄を自分の家へ招待した。妹は平気で餅を食べているが、兄は固くて食べきれず、どうして妹たたべきれるか、と聞くと、私は鬼を食べる口を持っていると自分の下の方を見せた。鬼はびっくりして、逃げようと崖から落ちた。その時に餅を煮たお湯を兄さんのかけて、命を取った。

再生時間:4:23

民話詳細DATA

レコード番号 47O421523
CD番号 47O42C047
決定題名 鬼餅由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 友寄貞子
話者名かな ともよせさだこ
生年月日 19011224
性別
出身地 具志川市上江洲
記録日 19800804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川市T43 B14
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 首里,兄妹,鬼,便所,紐,餅,
梗概(こうがい) 首里でのこと。ある兄妹がいた。兄は山にすんでおり、村人の話によると、兄さんは人を殺して食べる鬼だ、というのが村中に広がったので、嫁に行っていた妹は心配していた。兄の居る所へ行くと、噂のとおり、鍋の中には人間の頭や足が煮られており、びっくりして妹は逃げようとしたが、その時に兄さんが「ちょっと待て、ご馳走があるから」と言って、呼び止めた。妹は鍋のものだと思いびくびくしていたが、兄が準備をしている間に、自分の子供の尻をつねった。子供が泣いたので、どうして泣いているのかというと、うんこがしたいという、便所へ行くが、兄は妹が逃げないように、長い紐をつけた。妹はその紐を石にくくりつけて、逃げた。妹は餅を作り、自分が食べるものは普通の餅で、兄さんのには鉄を入れて餅を作り、兄を自分の家へ招待した。妹は平気で餅を食べているが、兄は固くて食べきれず、どうして妹たたべきれるか、と聞くと、私は鬼を食べる口を持っていると自分の下の方を見せた。鬼はびっくりして、逃げようと崖から落ちた。その時に餅を煮たお湯を兄さんのかけて、命を取った。
全体の記録時間数 4:23
物語の時間数 4:23
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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