栄野比の瀬良垣小の姉さん、恩納村の仲村渠小の生まれと言っていたが、その人から聞いた話であるわけさ。その人の祖先が、国頭の山が火事になり、ハブがやがて焼け死にするところを見て、月桃の葉に水を汲んできて、ハブに飲ませてあげたら、生き返ったそうだ。そして、このハブは恩義に思ったわけさ。
そうしたら、霊験あらたかなところでは、その人が、ハブに呪文を唱えたらハブは噛みつくことが出来ないって。だらりとなって。『ジィーチキ ジィーチキ〔ジィーチキ ジィーチキ〕国頭山に焼きたる年に
サンニンガーサに〔国頭山が焼けた年に 月桃の葉に〕水汲り飲まちゃる 下男ジルーが子孫ぬ〔水を汲んで飲ませた 下男ジルーの子孫だよ〕どぅくしちなりよー〔避けなさい〕ジホー ジホー チュージホー
〔ジホー ジホー チュージホー〕』と、それだけ言うと、そこに居ても、力が抜けて人に噛みつくことが出来ないって。「私たちが開拓山にパイン植えてあったとき、パインにハブが巻いていたら、私がそんなして呪文を唱えると、ダランとなってポンと落ち、ハブを幾つも殺したよ。」と、あの姉さんは言っていたわけさ。
| レコード番号 | 47O420999 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C031 |
| 決定題名 | ハブ除け呪文(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里マカト |
| 話者名かな | あさとまかと |
| 生年月日 | 19000304 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市天願 |
| 記録日 | 19800802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T29 B11 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 栄野比の人から聞いた |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上552頁 通観425頁 |
| キーワード | 国頭山,月桃,水,ハブ,恩義,呪文 |
| 梗概(こうがい) | 栄野比の瀬良垣小の姉さん、恩納村の仲村渠小の生まれと言っていたが、その人から聞いた話であるわけさ。その人の祖先が、国頭の山が火事になり、ハブがやがて焼け死にするところを見て、月桃の葉に水を汲んできて、ハブに飲ませてあげたら、生き返ったそうだ。そして、このハブは恩義に思ったわけさ。 そうしたら、霊験あらたかなところでは、その人が、ハブに呪文を唱えたらハブは噛みつくことが出来ないって。だらりとなって。『ジィーチキ ジィーチキ〔ジィーチキ ジィーチキ〕国頭山に焼きたる年に サンニンガーサに〔国頭山が焼けた年に 月桃の葉に〕水汲り飲まちゃる 下男ジルーが子孫ぬ〔水を汲んで飲ませた 下男ジルーの子孫だよ〕どぅくしちなりよー〔避けなさい〕ジホー ジホー チュージホー 〔ジホー ジホー チュージホー〕』と、それだけ言うと、そこに居ても、力が抜けて人に噛みつくことが出来ないって。「私たちが開拓山にパイン植えてあったとき、パインにハブが巻いていたら、私がそんなして呪文を唱えると、ダランとなってポンと落ち、ハブを幾つも殺したよ。」と、あの姉さんは言っていたわけさ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:12 |
| 物語の時間数 | 2:12 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |