吸いつき蛸(共通語)

概要

ある所にとても食いしん坊の男がいた。この男は蛸をゆでるものがなかったので、蛸をゆでる釜を隣
の家に借りに行った。そのとき、男は食いしん坊なものだから蛸をゆでるということを言わなかった。とこ
ろが釜を貸した人は、この男が食いしん坊だということを知っていたので、きっと蛸か何かをゆでるのだろ
うと思った。それで、いたずらしてやろうと思って、いいかげん蛸がゆでられた時分に釜を取りに来た。そ
の人が釜を返せというと、その食いしん坊の男は何にもゆでていなかったようなふりをして、釜の中身をサ
ッとざるにうつして釜を返した。男が帰ったあとで、この食いしん坊の男は蛸を食べようと思ってざるの中
を見ても蛸がないので、あれは蛸だったのか化け物だったのかといって驚いた。

再生時間:3:18

民話詳細DATA

レコード番号 47O420959
CD番号 47O42C029
決定題名 吸いつき蛸(共通語)
話者がつけた題名
話者名 上江洲安次
話者名かな うえずあんじ
生年月日 19140505
性別
出身地 具志川市塩屋
記録日 19800808
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川市T27 B3
元テープ管理者 伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 具志川市の民話ふるさとの昔ばなし203頁 通観739頁
キーワード 食いしん坊,蛸,釜,マジムン
梗概(こうがい) ある所にとても食いしん坊の男がいた。この男は蛸をゆでるものがなかったので、蛸をゆでる釜を隣 の家に借りに行った。そのとき、男は食いしん坊なものだから蛸をゆでるということを言わなかった。とこ ろが釜を貸した人は、この男が食いしん坊だということを知っていたので、きっと蛸か何かをゆでるのだろ うと思った。それで、いたずらしてやろうと思って、いいかげん蛸がゆでられた時分に釜を取りに来た。そ の人が釜を返せというと、その食いしん坊の男は何にもゆでていなかったようなふりをして、釜の中身をサ ッとざるにうつして釜を返した。男が帰ったあとで、この食いしん坊の男は蛸を食べようと思ってざるの中 を見ても蛸がないので、あれは蛸だったのか化け物だったのかといって驚いた。
全体の記録時間数 3:18
物語の時間数 3:18
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP