夫婦がいて、妻は子どもを生んだわけ。子どもが生まれてから、夫は子どもの成長にあわせて、子どもの頭を計ったりして、一向に妻にしかけようとしない。子どもを生んで長いことになるが、まったくしかけない。妻は、「めずらしいな、子どもを生んでからまったく触りもしない、どういうことなのか。」と不思議に思っていた。それで、隣にお婆さんがいたって、その妻はお婆さんに、「子どももこんなに大きくなっているが、子どもを生んで以来まったく触りもしない、どうしたらいいですか。」と相談したら、「そうか。それなら、私が教えてあげよう。」と言って、そのお婆さんは、「夫がいるときに粟ご飯を炊き、お箸を立ててかき混ぜられるくらいのアチビー(柔らかいご飯)を炊いてから、私を呼びなさい。」と言った。そうして、そのお婆さんは夫を前にして、粟ご飯の真ん中にお箸を立て、一回転させて引き抜いた。「子どもを生んだ陰部が締まっていくようだこの粟飯は。子どもを生んだ陰部が引き締まるようだ。」とお婆さんが言った。また、お箸を立てて回しては引き抜いて、「ほら、子どもを生んだ陰部が引き締まっていくようだ。」と何度も言ったりした。そしたら、夫はそれをのぞき込んで、その夜からはとてもがんばったって。ハーメーの教えで。そんなこともあったって、昔の人は。
| レコード番号 | 47O420958 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C029 |
| 決定題名 | 粥の穴(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宜野座三郎 |
| 話者名かな | ぎのさざぶろう |
| 生年月日 | 18860101 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市米原 |
| 記録日 | 19800808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T27 B2 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 艶笑譚 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下812頁 |
| キーワード | 妻,夫婦,子供,お婆さん,粟ご飯,お箸, |
| 梗概(こうがい) | 夫婦がいて、妻は子どもを生んだわけ。子どもが生まれてから、夫は子どもの成長にあわせて、子どもの頭を計ったりして、一向に妻にしかけようとしない。子どもを生んで長いことになるが、まったくしかけない。妻は、「めずらしいな、子どもを生んでからまったく触りもしない、どういうことなのか。」と不思議に思っていた。それで、隣にお婆さんがいたって、その妻はお婆さんに、「子どももこんなに大きくなっているが、子どもを生んで以来まったく触りもしない、どうしたらいいですか。」と相談したら、「そうか。それなら、私が教えてあげよう。」と言って、そのお婆さんは、「夫がいるときに粟ご飯を炊き、お箸を立ててかき混ぜられるくらいのアチビー(柔らかいご飯)を炊いてから、私を呼びなさい。」と言った。そうして、そのお婆さんは夫を前にして、粟ご飯の真ん中にお箸を立て、一回転させて引き抜いた。「子どもを生んだ陰部が締まっていくようだこの粟飯は。子どもを生んだ陰部が引き締まるようだ。」とお婆さんが言った。また、お箸を立てて回しては引き抜いて、「ほら、子どもを生んだ陰部が引き締まっていくようだ。」と何度も言ったりした。そしたら、夫はそれをのぞき込んで、その夜からはとてもがんばったって。ハーメーの教えで。そんなこともあったって、昔の人は。 |
| 全体の記録時間数 | 2:09 |
| 物語の時間数 | 2:09 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |