高江洲ウンメーグヮーと言ってね、身の高さ七尺の人。生まれながらの武士だったらしい。この人は、首里の具志川殿内のいわば、現在いうガードみたいな役目ね。それで、中島、辻に行くようになったようです。「中島のクバシャ(小さい橋)、こんなにもある小さい橋。」とあるでしょう。中島は、道路は一つでね、橋がいくつもあったそうです。そこにねえ、その当時の暴力団だね、野蛮。これも、垣花の武士らしいが、非常にひねくれた者でねえ、道路は小さいが、そこに横になって寝ておるらしい。これは我々を通さないように邪魔している。向こうは中島だが、行こうとしても、その人が小さい道路に横たわって寝ているでしょう。それで、「これは邪魔だから。」と飛んで行ってね、へそを踏んで、こうひねって前へ飛んだらしい。それで、振り返って見たら、死んでしまっていたそうだよ。「いい案配に、潮も満ちてきた、そこに、放り投げよう。」と、捨てたらしい。中島に行ったらね、読谷山ウーマヤーという男が居ってね、この男は、武士であったが、金は持たん。自分は武士だから、何かするならが、すぐウチ殺すというような、ヤナマグリ者(悪人)。これが、お客さんの居る部屋に行って、「マーゥ、マーゥ。」と猫の鳴きまねをすると、尾類ぐゎーは、「ほら、猫が来ているよ、ご馳走を喰わせろ。」と言って、ご馳走を与えていたそうだ。そうして、毎晩、そんな商売しておったらしいですよ。それでね、「そんな大きな男があんまりにも醜いことだ。」と言うんでねえ、このウンメーグヮーが、戸道あるでしょう、そこに、首を出すと同時に、戸をピシャと閉めて、死なしたというんです。一晩に二人死なしたらしい。それがウンメーぐゎーの武勇伝だね。
| レコード番号 | 47O420932 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C028 |
| 決定題名 | 大力話 髙江洲ノウンメー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 島袋賀信 |
| 話者名かな | しまぶくろがしん |
| 生年月日 | 19120601 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市髙江洲 |
| 記録日 | 19800807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T26 A19 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上410頁 |
| キーワード | 髙江洲のウンメー小,首里,具志川御殿,辻,中島,垣花, |
| 梗概(こうがい) | 高江洲ウンメーグヮーと言ってね、身の高さ七尺の人。生まれながらの武士だったらしい。この人は、首里の具志川殿内のいわば、現在いうガードみたいな役目ね。それで、中島、辻に行くようになったようです。「中島のクバシャ(小さい橋)、こんなにもある小さい橋。」とあるでしょう。中島は、道路は一つでね、橋がいくつもあったそうです。そこにねえ、その当時の暴力団だね、野蛮。これも、垣花の武士らしいが、非常にひねくれた者でねえ、道路は小さいが、そこに横になって寝ておるらしい。これは我々を通さないように邪魔している。向こうは中島だが、行こうとしても、その人が小さい道路に横たわって寝ているでしょう。それで、「これは邪魔だから。」と飛んで行ってね、へそを踏んで、こうひねって前へ飛んだらしい。それで、振り返って見たら、死んでしまっていたそうだよ。「いい案配に、潮も満ちてきた、そこに、放り投げよう。」と、捨てたらしい。中島に行ったらね、読谷山ウーマヤーという男が居ってね、この男は、武士であったが、金は持たん。自分は武士だから、何かするならが、すぐウチ殺すというような、ヤナマグリ者(悪人)。これが、お客さんの居る部屋に行って、「マーゥ、マーゥ。」と猫の鳴きまねをすると、尾類ぐゎーは、「ほら、猫が来ているよ、ご馳走を喰わせろ。」と言って、ご馳走を与えていたそうだ。そうして、毎晩、そんな商売しておったらしいですよ。それでね、「そんな大きな男があんまりにも醜いことだ。」と言うんでねえ、このウンメーグヮーが、戸道あるでしょう、そこに、首を出すと同時に、戸をピシャと閉めて、死なしたというんです。一晩に二人死なしたらしい。それがウンメーぐゎーの武勇伝だね。 |
| 全体の記録時間数 | 4:10 |
| 物語の時間数 | 4:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |