白銀堂由来(シマグチ)

概要

糸満の人は鹿児島の人からお金を借りていたが、鹿児島の人が返済を迫ってきてもいつも待ってくれと言って返せなかった。鹿児島の人は怒って刀に手をかけて、「殺してやる」と言ったから、「人間というのは、昔から意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けという諺があるように、少し落ち着いてあなたのお金は情けのお金だから、踏み倒すようなことはしないから、延ばしておいてください、もう一度いらしてください、準備しておきますので」と言ったので、「そうであれば、私が次来るまでにはちゃんと準備しておきなさい」と言った。鹿児島の人は家へ帰ると、妻の横に男が寝ていた、殺そうとするが、あの諺を思い出し、その男を起こしてみると、妻の傍に寝ていたのは自分の母親であった。それで、母親の命を買ったということで、鹿児島の人は糸満の人の借金を帳消しにしようと思った。糸満の人が準備しておいたお金で白銀堂を建て、今は拝所となっている。

再生時間:2:48

民話詳細DATA

レコード番号 47O420907
CD番号 47O42C028
決定題名 白銀堂由来(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 運天スエ
話者名かな うんてんすえ
生年月日 19100212
性別
出身地 具志川市喜屋武
記録日 19800805
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川市T25 B6
元テープ管理者 伝承話資料センター
分類 本格昔話、 伝説
発句(ほっく) 白銀堂の話さびーんどー
伝承事情
文字化資料
キーワード 糸満,鹿児島,借金,意地,刀,諺意地が出たら手をひけ,白銀堂
梗概(こうがい) 糸満の人は鹿児島の人からお金を借りていたが、鹿児島の人が返済を迫ってきてもいつも待ってくれと言って返せなかった。鹿児島の人は怒って刀に手をかけて、「殺してやる」と言ったから、「人間というのは、昔から意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けという諺があるように、少し落ち着いてあなたのお金は情けのお金だから、踏み倒すようなことはしないから、延ばしておいてください、もう一度いらしてください、準備しておきますので」と言ったので、「そうであれば、私が次来るまでにはちゃんと準備しておきなさい」と言った。鹿児島の人は家へ帰ると、妻の横に男が寝ていた、殺そうとするが、あの諺を思い出し、その男を起こしてみると、妻の傍に寝ていたのは自分の母親であった。それで、母親の命を買ったということで、鹿児島の人は糸満の人の借金を帳消しにしようと思った。糸満の人が準備しておいたお金で白銀堂を建て、今は拝所となっている。
全体の記録時間数 2:48
物語の時間数 2:48
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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