渡嘉敷ペーク 正月歌(共通語)

概要

ある時、鹿児島の殿様が沖縄に来て、ペークにいい歌を教えてくれと言う。ペークは最初悪い歌を教
える、殿様は正月に招待された時にペークに習った歌を歌った。それは、「改タマル年ニ、炭トゥ昆布飾テ
ィ、十六日ニナリバ、巡イ燈籠下ギティ」(改まる年に炭と昆布を飾り、十六日になったら、巡り燈籠を下
げるの意)という歌であった。この歌を歌うと、悪い歌だと言われる。それで渡嘉敷ペークを怒ると、それ
はあなたが間違っている。「改マル年ヤ炭ト昆布飾ティ、心カラ姿若くナイル」といったのに、「巡イ燈籠
サギティ」といったら、怒られるのが当たり前だという。それでは私が間違っていたのかと殿様がいうので
、では書いて行きなさいといった。殿様は今度はある屋敷の正月に招待されて、その歌を歌ったら、とても
喜ばれて、「このような素晴らしい歌をありがとう」と喜ばれた。また、ある時、船で鹿児島に旅立つ殿様
に贈る歌を頼まれる。最初に、「ダンジュカリユシヤ、イラリサシミセル、牛ヌ鼻チラチ、粟国トウヌチ」
と悪い歌を殿様に教える。これは船の手綱が切れて無人島まで飛ばされて行くという意味である。それで殿
様は怒られてしまい、ペークに文句を言った。すると、あなたは勘が悪い。私は、「ダンジュリカリユシカ
リユシヤ、イラリサシミセル、船ヌ綱トウリバ、風ヤマトウム」と教えたのだと言う。殿様はまた自分が間
違っていたのだとし、この歌を歌ったら、とても褒められて、酒をふるまわれ喜ばれた。

再生時間:9:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O420750
CD番号 47O42C023
決定題名 渡嘉敷ペーク 正月歌(共通語)
話者がつけた題名
話者名 徳田永光
話者名かな とくだえいこう
生年月日 19060118
性別
出身地 具志川市字天願
記録日 19800504
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川T19 A1
元テープ管理者 伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 具志川市の民話ふるさとの昔ばなし489頁 通観725頁
キーワード 鹿児島,中国,島津公,ペーク,年の初めの歌,
梗概(こうがい) ある時、鹿児島の殿様が沖縄に来て、ペークにいい歌を教えてくれと言う。ペークは最初悪い歌を教 える、殿様は正月に招待された時にペークに習った歌を歌った。それは、「改タマル年ニ、炭トゥ昆布飾テ ィ、十六日ニナリバ、巡イ燈籠下ギティ」(改まる年に炭と昆布を飾り、十六日になったら、巡り燈籠を下 げるの意)という歌であった。この歌を歌うと、悪い歌だと言われる。それで渡嘉敷ペークを怒ると、それ はあなたが間違っている。「改マル年ヤ炭ト昆布飾ティ、心カラ姿若くナイル」といったのに、「巡イ燈籠 サギティ」といったら、怒られるのが当たり前だという。それでは私が間違っていたのかと殿様がいうので 、では書いて行きなさいといった。殿様は今度はある屋敷の正月に招待されて、その歌を歌ったら、とても 喜ばれて、「このような素晴らしい歌をありがとう」と喜ばれた。また、ある時、船で鹿児島に旅立つ殿様 に贈る歌を頼まれる。最初に、「ダンジュカリユシヤ、イラリサシミセル、牛ヌ鼻チラチ、粟国トウヌチ」 と悪い歌を殿様に教える。これは船の手綱が切れて無人島まで飛ばされて行くという意味である。それで殿 様は怒られてしまい、ペークに文句を言った。すると、あなたは勘が悪い。私は、「ダンジュリカリユシカ リユシヤ、イラリサシミセル、船ヌ綱トウリバ、風ヤマトウム」と教えたのだと言う。殿様はまた自分が間 違っていたのだとし、この歌を歌ったら、とても褒められて、酒をふるまわれ喜ばれた。
全体の記録時間数 9:47
物語の時間数 9:47
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP