昔、敵に追われて逃げている人が、ある家にかくまってくれるように助けを求めて来た。この家にかくまってもらい、それで、「お茶でもあがりなさい。」と言って、お茶を出してくれた。この人はお茶を一杯飲んで、「ありがとう。」と言ゆて立って行こうとした。「あんた、もう一杯飲んで行きなさい。もう一杯飲むまでは、敵は遠いところに行ってしまうから。今、この一杯飲むまでは、まだそこらにいるかもしれないから、もう一杯飲んで一息ついてから行きなさい。」と言って、二杯目をついであげた。この人は二杯目も、「ありがとう。」と言って飲んだ。それで、その二杯目を飲む間に、敵は遠いところに行って、この人は助かったという。それで、一杯茶は縁起が悪いと、たとえ飲みたくなくても、二杯は急須からついで飲むようにと、年寄りの方がそう言っている。
| レコード番号 | 47O420657 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C020 |
| 決定題名 | お茶二杯(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 玉寄マツエ |
| 話者名かな | たまよせまつえ |
| 生年月日 | 19120212 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 本部町浦崎 |
| 記録日 | 19800504 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T16 B26 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上529頁 |
| キーワード | 敵,お茶一杯,お茶二杯,縁起 |
| 梗概(こうがい) | 昔、敵に追われて逃げている人が、ある家にかくまってくれるように助けを求めて来た。この家にかくまってもらい、それで、「お茶でもあがりなさい。」と言って、お茶を出してくれた。この人はお茶を一杯飲んで、「ありがとう。」と言ゆて立って行こうとした。「あんた、もう一杯飲んで行きなさい。もう一杯飲むまでは、敵は遠いところに行ってしまうから。今、この一杯飲むまでは、まだそこらにいるかもしれないから、もう一杯飲んで一息ついてから行きなさい。」と言って、二杯目をついであげた。この人は二杯目も、「ありがとう。」と言って飲んだ。それで、その二杯目を飲む間に、敵は遠いところに行って、この人は助かったという。それで、一杯茶は縁起が悪いと、たとえ飲みたくなくても、二杯は急須からついで飲むようにと、年寄りの方がそう言っている。 |
| 全体の記録時間数 | 1:05 |
| 物語の時間数 | 1:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |