城間仲の話というのは、そこの主人が、とても金持ちだったということだよ。昔は、貧乏人やその子どもたちは、風邪を引いたりして熱が出ても、米を買って食べることもできなかったそうだ。それで、ある貧乏人が、「城間仲は稲がたくさんあるので、向こうの稲を刈りて食べよう」と考えていた。そうして、貧乏人は夜中に起きて城間仲の稲を刈りに行った。また、城間仲の主人は、「今日は大晦日でもあるし、夜になるときっと、稲を盗みに来る人がいるはずだから、まず、見回ってみよう」と言い、行ってみると、この貧乏人が稲を刈りているのを見てしまった。そして、「これは、私の顔を見ると逃げ帰ってしまうので、彼らが気がつかないうちに家に帰ろう」と言って、主人は帰ったそうだ。もう、貧乏人は誰もいないからと、できるだけたくさん刈りようとしていた。貧乏人が、稲を刈って担いで家に戻ろうとしたころ、城間仲の主人は、「彼らは、いくらも持てないだろう、一斗ぐらいも持てないはずだから、いくらでも持たしなさい」と、家族に話をしたそうだ。…後略…
| レコード番号 | 47O420512 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C016 |
| 決定題名 | 城間仲 大歳の盗人(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 村田貞雄 |
| 話者名かな | むらたさだお |
| 生年月日 | 191302324 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市字天願 |
| 記録日 | 19800222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T12 B15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上678頁 |
| キーワード | 城間仲,金持ち,貧乏人,稲,大晦日, |
| 梗概(こうがい) | 城間仲の話というのは、そこの主人が、とても金持ちだったということだよ。昔は、貧乏人やその子どもたちは、風邪を引いたりして熱が出ても、米を買って食べることもできなかったそうだ。それで、ある貧乏人が、「城間仲は稲がたくさんあるので、向こうの稲を刈りて食べよう」と考えていた。そうして、貧乏人は夜中に起きて城間仲の稲を刈りに行った。また、城間仲の主人は、「今日は大晦日でもあるし、夜になるときっと、稲を盗みに来る人がいるはずだから、まず、見回ってみよう」と言い、行ってみると、この貧乏人が稲を刈りているのを見てしまった。そして、「これは、私の顔を見ると逃げ帰ってしまうので、彼らが気がつかないうちに家に帰ろう」と言って、主人は帰ったそうだ。もう、貧乏人は誰もいないからと、できるだけたくさん刈りようとしていた。貧乏人が、稲を刈って担いで家に戻ろうとしたころ、城間仲の主人は、「彼らは、いくらも持てないだろう、一斗ぐらいも持てないはずだから、いくらでも持たしなさい」と、家族に話をしたそうだ。…後略… |
| 全体の記録時間数 | 3:26 |
| 物語の時間数 | 3:26 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |