正月に食べるものもなく、貧しい家があった。ニクブク(敷物)もない昔のこと。正月を越すこともできず、米一合もなかった。人から米俵を借りてきて俵から落ちる米粒を食べていた。そこへ天から人(神)がきて、ご飯を作ってくれ、ユウナの葉においた。そうして、湯を沸かして浴びると、若返った。それを隣の金持ちで悪者があなたたちはどうして、こんなに若く、色つやもよくなっているかと聞いた。私たちが火正月をしているところへ、神がきてこうしてくれたという。隣の人はその人はいつくるか、私たちも若くきれいになりたいといった。そうして、その神がきて湯をもらい、浴びると、カラスになったり、スーサー(鳥)になったりした。猿になるものもいた。その金持ちはエーシミヤー(染屋)だった。貧乏人は金持ちになった。
| レコード番号 | 47O420507 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C016 |
| 決定題名 | 猿長者(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安村トダ |
| 話者名かな | やすむらとだ |
| 生年月日 | 18890313 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 石川市東恩納 |
| 記録日 | 19800222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T12 B10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 正月,火正月,ニクブク,米俵,烏,猿,染め屋,湯,神 |
| 梗概(こうがい) | 正月に食べるものもなく、貧しい家があった。ニクブク(敷物)もない昔のこと。正月を越すこともできず、米一合もなかった。人から米俵を借りてきて俵から落ちる米粒を食べていた。そこへ天から人(神)がきて、ご飯を作ってくれ、ユウナの葉においた。そうして、湯を沸かして浴びると、若返った。それを隣の金持ちで悪者があなたたちはどうして、こんなに若く、色つやもよくなっているかと聞いた。私たちが火正月をしているところへ、神がきてこうしてくれたという。隣の人はその人はいつくるか、私たちも若くきれいになりたいといった。そうして、その神がきて湯をもらい、浴びると、カラスになったり、スーサー(鳥)になったりした。猿になるものもいた。その金持ちはエーシミヤー(染屋)だった。貧乏人は金持ちになった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:34 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |