墓から手(シマグチ混じり)

概要

金持ちの一人息子が意識不明になっていた。親は死んだと思って墓に送った。昔は死んだらすぐに墓に納めたそうだ。墓は石を積んでつくって、その前に小屋を作って、藁で屋根を造って、四十九日まではそうしてあった。そこへ国頭から牛を買ってきた人が雨が降ったので、その墓の前の小屋に休んでいた。疲れていたので居眠りをしていたら、誰かがカンプーを引っ張ったそうだ。この人は、「私は無礼なことをしてしまった、人のお墓の前で寝てしまって、これは霊がしたな」と言って驚いていたら、霊が「私は生きているから、ここを開けてくれ」という。「私は首里のどこそこの子どもだから、その家は行って、墓で生きているから出してくれと頼まれたからと」言って、一緒に墓を開けた。親は、あなたのおかげで息子は助かったから、今日はお祝いをするから、その牛を売ってくれといわれ、牛をつぶしてあげた。それから、二十四時間は葬式はしないようになったという。墓口をしめるのも、三日めに閉めた。

再生時間:5:09

民話詳細DATA

レコード番号 47O420231
CD番号 47O42C007
決定題名 墓から手(シマグチ混じり)
話者がつけた題名 ナーチャミー由来
話者名 徳田永光
話者名かな とくだえいこう
生年月日 19040118
性別
出身地 具志川市字天願
記録日 19800222
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川T5 B20
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 父親から聞いた。
文字化資料 具志川市史3巻下152頁
キーワード 息子,墓口,雨宿り,牛飼い,四十九日,居眠り,カンプー,葬式,生き返る
梗概(こうがい) 金持ちの一人息子が意識不明になっていた。親は死んだと思って墓に送った。昔は死んだらすぐに墓に納めたそうだ。墓は石を積んでつくって、その前に小屋を作って、藁で屋根を造って、四十九日まではそうしてあった。そこへ国頭から牛を買ってきた人が雨が降ったので、その墓の前の小屋に休んでいた。疲れていたので居眠りをしていたら、誰かがカンプーを引っ張ったそうだ。この人は、「私は無礼なことをしてしまった、人のお墓の前で寝てしまって、これは霊がしたな」と言って驚いていたら、霊が「私は生きているから、ここを開けてくれ」という。「私は首里のどこそこの子どもだから、その家は行って、墓で生きているから出してくれと頼まれたからと」言って、一緒に墓を開けた。親は、あなたのおかげで息子は助かったから、今日はお祝いをするから、その牛を売ってくれといわれ、牛をつぶしてあげた。それから、二十四時間は葬式はしないようになったという。墓口をしめるのも、三日めに閉めた。
全体の記録時間数 5:09
物語の時間数 5:09
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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