火の神報恩(共通語)

概要

長間屋(ナーマヤー)の男が夜歩いていると三才くらいの女の子が迷っていた。男が、どうしたのかと近づいてみると川平の子どもではない。その子は人間の子どもではなくて火玉(ピーダマ)で、ナーマヤーの家を焼きに行くところだと言う。その家は男の家だったので、どういうことかと聞くと、ピーダマは「あなたは私が迷っているところを助けてくれたのであなたの家を焼くことはできない。しかし神の命令だから、焼いたようにしなければどうしようもない。それに、私は火事の煙でなければ天へ帰れないから、小さな小屋を作って焼いて下さい。私はその煙で天に昇って行って焼いてきたと報告します。それから、ヨーラーが鳴くのは火事の前兆であるから、これが鳴いたら臼を杵で一回、二回、三回と打って、ここは長間屋(なーまやー)だよ(ナーマヤードー)と言いなさい。そしたら、あんたの家は焼かない。」と言ったのでその通りにした。ヨーラーというのは黒さぎのことで、昔はヨーラーが鳴くと臼を叩いた。ある夜トイレに行くとヨーラーが鳴いた。4、5日後に兼次郎さんの子どもが手榴弾で亡くなった。

再生時間:3:31

民話詳細DATA

レコード番号 47O340303
CD番号 47O34C021
決定題名 火の神報恩(共通語)
話者がつけた題名 火玉(ピダマ)と火事除けのまじない
話者名 喜舎場兼次郎
話者名かな きしゃばけんじろう
生年月日 19040113
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19950913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T58 A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 石垣島の民話 P135
キーワード ナーマヤー,男,三才くらいの女の子,火玉(ピーダマ),神,命令だ,煙,小屋,ヨーラー,臼,杵
梗概(こうがい) 長間屋(ナーマヤー)の男が夜歩いていると三才くらいの女の子が迷っていた。男が、どうしたのかと近づいてみると川平の子どもではない。その子は人間の子どもではなくて火玉(ピーダマ)で、ナーマヤーの家を焼きに行くところだと言う。その家は男の家だったので、どういうことかと聞くと、ピーダマは「あなたは私が迷っているところを助けてくれたのであなたの家を焼くことはできない。しかし神の命令だから、焼いたようにしなければどうしようもない。それに、私は火事の煙でなければ天へ帰れないから、小さな小屋を作って焼いて下さい。私はその煙で天に昇って行って焼いてきたと報告します。それから、ヨーラーが鳴くのは火事の前兆であるから、これが鳴いたら臼を杵で一回、二回、三回と打って、ここは長間屋(なーまやー)だよ(ナーマヤードー)と言いなさい。そしたら、あんたの家は焼かない。」と言ったのでその通りにした。ヨーラーというのは黒さぎのことで、昔はヨーラーが鳴くと臼を叩いた。ある夜トイレに行くとヨーラーが鳴いた。4、5日後に兼次郎さんの子どもが手榴弾で亡くなった。
全体の記録時間数 3:44
物語の時間数 3:31
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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