四箇村の字石垣に宮鳥御嶽(ミヤトリウタキ)がある。そこの神元家(カミモトヤ)、大堂家(オオドウケ)の何代目かの爺さんが、シーラやフーネという所や、崎枝近くのクーラ、クブラという所まで投げ網で魚を取りによくまわっていた。そのうち川平の漁り(アサリ)する女性と懇意になり、その女性は妊娠した。その後も、その爺さんは毎年のように魚を獲りに廻っていたら、クーラの海でかわいい女の子が漁りをしていた。そこで、何とはなしにその子供に、「お前のお母さんはなんという人か。」と尋ねたら、返ってきた答えから、この女の子が自分の娘だとわかった。「人間の縁というのは不思議なものだ。」と思って、そこで、「あなたの父親は私だよ。」と初めてそこで親子の縁を結んだ。そこで八重山のしきたりとして、神元家の子や孫は祭の時は拝みに行く習わしがあったので、その川平の娘も四箇村まで、毎年のように必ずお参りに行った。そこで「遠い川平から拝みに来るのは大変だ。神様にお願いして、分神を川平村にお供して行って、そこで拝みなさい」ということで、分神のマブヤーをお迎えして、現在の場所に御嶽を建てた。これが(川平の)宮鳥御嶽の始まり。
| レコード番号 | 47O340274 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C019 |
| 決定題名 | 川平の宮鳥御嶽由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 岸本重一 |
| 話者名かな | きしもとしげかず |
| 生年月日 | 19221208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19950912 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T56 A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 石垣,宮鳥御嶽,神元家,シーラ,フーネ,クーラ,クブラ,漁,女性,大堂家,分神 |
| 梗概(こうがい) | 四箇村の字石垣に宮鳥御嶽(ミヤトリウタキ)がある。そこの神元家(カミモトヤ)、大堂家(オオドウケ)の何代目かの爺さんが、シーラやフーネという所や、崎枝近くのクーラ、クブラという所まで投げ網で魚を取りによくまわっていた。そのうち川平の漁り(アサリ)する女性と懇意になり、その女性は妊娠した。その後も、その爺さんは毎年のように魚を獲りに廻っていたら、クーラの海でかわいい女の子が漁りをしていた。そこで、何とはなしにその子供に、「お前のお母さんはなんという人か。」と尋ねたら、返ってきた答えから、この女の子が自分の娘だとわかった。「人間の縁というのは不思議なものだ。」と思って、そこで、「あなたの父親は私だよ。」と初めてそこで親子の縁を結んだ。そこで八重山のしきたりとして、神元家の子や孫は祭の時は拝みに行く習わしがあったので、その川平の娘も四箇村まで、毎年のように必ずお参りに行った。そこで「遠い川平から拝みに来るのは大変だ。神様にお願いして、分神を川平村にお供して行って、そこで拝みなさい」ということで、分神のマブヤーをお迎えして、現在の場所に御嶽を建てた。これが(川平の)宮鳥御嶽の始まり。 |
| 全体の記録時間数 | 6:18 |
| 物語の時間数 | 6:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |