クイツ石(共通語)

概要

昔、川平の宮良屋(メーラヤー)の男と崎枝の女が恋仲になった。ところが崎枝村は人口が少ないから別の村には嫁には行かさないという村の法規を作ったので、二人は別れなければならなかった。それから二人は平たい石のところで密会するようになった。その平たい石には、女と男が話しながらつついた穴があいている。女の方が深い。男はあっちつつきこっちつつきして浅い。女の掘った後は深くて、雨が降ったら水が溜まるので、メーラーアーパーカー(宮良のおばあさんの川)と呼ばれた。
こうして二人は長いこと会っていたが、あるとき、とうとう別れることになる。女は別れるとき髪をほどいた。それは縁起が悪いことなので、男はこれが最後だという合図だと思い切った。その最後の別れの時に、お互いに他の誰とも結婚しない、死んだらお互いが見えるところに墓を立てるという約束をして、その通りになった。そのお墓には相手のお墓に向いた方に穴があいていた。話者が子供の頃、そのお墓は見たが、今は崩れて無い。平たい石はある。その石のメーラアーパーカーを棒でいじると雨が降ると言われていた。

再生時間:14:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O340272
CD番号 47O34C019
決定題名 クイツ石(共通語)
話者がつけた題名 メーラアーパーカーの話
話者名 喜舎場兼次郎
話者名かな きしゃばけんじろう
生年月日 19040113
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19950911
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T55 B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 川平の男,宮良屋,崎枝の女,平たい石,お墓,髪の毛,密会石,雨,メーラアーパーカー
梗概(こうがい) 昔、川平の宮良屋(メーラヤー)の男と崎枝の女が恋仲になった。ところが崎枝村は人口が少ないから別の村には嫁には行かさないという村の法規を作ったので、二人は別れなければならなかった。それから二人は平たい石のところで密会するようになった。その平たい石には、女と男が話しながらつついた穴があいている。女の方が深い。男はあっちつつきこっちつつきして浅い。女の掘った後は深くて、雨が降ったら水が溜まるので、メーラーアーパーカー(宮良のおばあさんの川)と呼ばれた。 こうして二人は長いこと会っていたが、あるとき、とうとう別れることになる。女は別れるとき髪をほどいた。それは縁起が悪いことなので、男はこれが最後だという合図だと思い切った。その最後の別れの時に、お互いに他の誰とも結婚しない、死んだらお互いが見えるところに墓を立てるという約束をして、その通りになった。そのお墓には相手のお墓に向いた方に穴があいていた。話者が子供の頃、そのお墓は見たが、今は崩れて無い。平たい石はある。その石のメーラアーパーカーを棒でいじると雨が降ると言われていた。
全体の記録時間数 14:16
物語の時間数 14:02
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP