継子と魚(方言)

概要

簡単な話なんだけども、このお母さんはね、自分の子供に魚の真ん中の切ればっかりくれて、頭は継子にくれられたって。そしたらその継子がね、ひねくれて自分は継子だからと考えないで、食べる毎によ、「お母さんにそしてありがとうございます。私は魚の頭ばっかり食べてるから部落の頭にもなるさねえ。」と言うて食べてるて。それをこのお母さんが聞かれて、「あんなに言うなら本当かね。」と自分の子供は頭くれてね、継子には尻尾がくれられたって。そしたら、魚の尻尾は泳ぐのときの舵になってるでしょ。
 継子は、「尻尾は魚の舵だから、うちはまた偉い人になって自分が部落民の舵とりをするようになるよ。」とまた言うたって。継母は、「尻尾くれるとまたこんなに言うから、もうどこがくれようかねえ。」と言って、また自分の子供には頭と尻尾くれて、これは真ん中のきれをくれて、また今度は何言うかねと思ったら、「今また真ん中のきれ食べてるから、真ん中は仲間(なかまー)れと言って、人間はね、これが上からも力でやらん、真ん中につかえも何にもなるさね。」と言って、食べるときに、お母さんに、「ありがとうございます。」って言って食べたって。

再生時間:1:22

民話詳細DATA

レコード番号 47O340232
CD番号 47O34C015
決定題名 継子と魚(方言)
話者がつけた題名
話者名 大底米
話者名かな おおそこよね
生年月日 19041115
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19760802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T24 B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく) むかし
伝承事情 父母が教訓を織り交ぜ意識して聞かされた。また自分自身昔話を聞くのが好きで父が他人に話すのをじっと聞いていた。
文字化資料 石垣島の民話 P117
キーワード 母親,継子,魚の頭,尻尾
梗概(こうがい) 簡単な話なんだけども、このお母さんはね、自分の子供に魚の真ん中の切ればっかりくれて、頭は継子にくれられたって。そしたらその継子がね、ひねくれて自分は継子だからと考えないで、食べる毎によ、「お母さんにそしてありがとうございます。私は魚の頭ばっかり食べてるから部落の頭にもなるさねえ。」と言うて食べてるて。それをこのお母さんが聞かれて、「あんなに言うなら本当かね。」と自分の子供は頭くれてね、継子には尻尾がくれられたって。そしたら、魚の尻尾は泳ぐのときの舵になってるでしょ。  継子は、「尻尾は魚の舵だから、うちはまた偉い人になって自分が部落民の舵とりをするようになるよ。」とまた言うたって。継母は、「尻尾くれるとまたこんなに言うから、もうどこがくれようかねえ。」と言って、また自分の子供には頭と尻尾くれて、これは真ん中のきれをくれて、また今度は何言うかねと思ったら、「今また真ん中のきれ食べてるから、真ん中は仲間(なかまー)れと言って、人間はね、これが上からも力でやらん、真ん中につかえも何にもなるさね。」と言って、食べるときに、お母さんに、「ありがとうございます。」って言って食べたって。
全体の記録時間数 2:07
物語の時間数 1:22
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP