西垣家のシラ石(方言)

概要

農作物の害虫駆除は沖縄本島ではアブシバレーと言うが、川平の場合はムノンという。昔のムノンは気が合う人や隣組で海岸に浜下りして一日を過ごした。ところが、西垣家(にしがきやー)のある爺さんは喘息(ぜんそく)を持っているので、人と一緒に浜下りして愉快に一日を過ごすことが出来ない。それで残念ながら川平湾の双葉崎に行って一人で過ごしていたら、そこに魔人みたいなシラ石があったので、そのシラ石を拝んで、「私は喘息の病気があって人から嫌われるし、人並みに集まることも出来ない。私のお願いを聞いて、私から喘息の病気を取り除いてもらえるならば子孫に至るまで信仰します。」と念願をされた。この念願が叶い、間もなく病気は自然に治るし、それからその爺さんは人並みに人と一緒に海に行って浜下りも楽しくして農作物の害虫駆除も充分出来た。それで、「この石はただの石じゃないから、子孫に至るまで必ず感謝の祈願をしなさい。」と言うて、今現在でも、旧の八月の二十日には必ず子孫はその石に感謝の拝みをやっておる次第であります。

再生時間:2:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O340197
CD番号 47O34C013
決定題名 西垣家のシラ石(方言)
話者がつけた題名
話者名 南風野英助
話者名かな はえのえいすけ
生年月日 18931206
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19760802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T22 A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく) むかす
伝承事情 祖父母より
文字化資料
キーワード ムノン,浜下り,喘息,双葉崎,シラ石
梗概(こうがい) 農作物の害虫駆除は沖縄本島ではアブシバレーと言うが、川平の場合はムノンという。昔のムノンは気が合う人や隣組で海岸に浜下りして一日を過ごした。ところが、西垣家(にしがきやー)のある爺さんは喘息(ぜんそく)を持っているので、人と一緒に浜下りして愉快に一日を過ごすことが出来ない。それで残念ながら川平湾の双葉崎に行って一人で過ごしていたら、そこに魔人みたいなシラ石があったので、そのシラ石を拝んで、「私は喘息の病気があって人から嫌われるし、人並みに集まることも出来ない。私のお願いを聞いて、私から喘息の病気を取り除いてもらえるならば子孫に至るまで信仰します。」と念願をされた。この念願が叶い、間もなく病気は自然に治るし、それからその爺さんは人並みに人と一緒に海に行って浜下りも楽しくして農作物の害虫駆除も充分出来た。それで、「この石はただの石じゃないから、子孫に至るまで必ず感謝の祈願をしなさい。」と言うて、今現在でも、旧の八月の二十日には必ず子孫はその石に感謝の拝みをやっておる次第であります。
全体の記録時間数 3:12
物語の時間数 2:51
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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