お正月の大晦日の晩は御馳走(ごっつおー)作って家族そろってお正月過ごすのは昔も今も変わりない。あるお正月の晩ファーゴーは子どもがたくさんいて貧乏だから作れなかった。それで寂しい思いをしてるときに烏が来て、「ファーゴ、あんたは何をそんなに寂しがってるか。」「いや実は、ご承知のとおり貧乏でご馳走も作れない。こうして子供と一緒に寂しがってる。」「うん、それじゃあ、僕が肉を持ってるからあんたの一番末娘と交換しよう。」「それじゃあ、お願いします。」と言って交換しました。ところが烏は交換した子供を親のファーゴの前でむしゃむしゃ引き裂いて食べた。ファーゴは見てもおれないし、どうしていいやら分からない。泣いても泣き切れない。「大変なことになった。とうとう子供は烏に食べられた。」ということで、ファーゴは思い余って身投げをしようかというぐらいに思ったが、我慢して、自分の子供を求めてあちらこちら、「子供来なさい。ファーゴ。」と鳴くようになった。「ファー」は自分の子供のことで、「ゴー」と言うのは来いという意味だから、「ファー、ファー、ゴー、セーファイ」は、「来なさい。おっぱいを飲ますから。」という意味。こう鳴きながらあちらこちらさ迷い歩いたという話。
| レコード番号 | 47O340182 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C011 |
| 決定題名 | フヮコー鳥の子売り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | ファーゴーと烏の話 |
| 話者名 | 南風野栄福 |
| 話者名かな | はえのえいふく |
| 生年月日 | 19050705 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T21 A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | お正月,ファーゴー,子ども,貧乏,烏,鳴き声由来 |
| 梗概(こうがい) | お正月の大晦日の晩は御馳走(ごっつおー)作って家族そろってお正月過ごすのは昔も今も変わりない。あるお正月の晩ファーゴーは子どもがたくさんいて貧乏だから作れなかった。それで寂しい思いをしてるときに烏が来て、「ファーゴ、あんたは何をそんなに寂しがってるか。」「いや実は、ご承知のとおり貧乏でご馳走も作れない。こうして子供と一緒に寂しがってる。」「うん、それじゃあ、僕が肉を持ってるからあんたの一番末娘と交換しよう。」「それじゃあ、お願いします。」と言って交換しました。ところが烏は交換した子供を親のファーゴの前でむしゃむしゃ引き裂いて食べた。ファーゴは見てもおれないし、どうしていいやら分からない。泣いても泣き切れない。「大変なことになった。とうとう子供は烏に食べられた。」ということで、ファーゴは思い余って身投げをしようかというぐらいに思ったが、我慢して、自分の子供を求めてあちらこちら、「子供来なさい。ファーゴ。」と鳴くようになった。「ファー」は自分の子供のことで、「ゴー」と言うのは来いという意味だから、「ファー、ファー、ゴー、セーファイ」は、「来なさい。おっぱいを飲ますから。」という意味。こう鳴きながらあちらこちらさ迷い歩いたという話。 |
| 全体の記録時間数 | 3:10 |
| 物語の時間数 | 2:38 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |