サバ石サナ石の由来(方言)

概要

川平にマージというところがあった。そこに小屋を作って犬を飼い、農業をしている人がいた。夜中に犬が吼えるので不思議に思って爺さんが起きてみると犬は海に向かって泣いている。爺さんが海に行って見ると、向こうのほうに船が見えてメーヌカーズ、トーヌカーズと拍子をとって歌っている。今頃こんな船が来るのはおかしいと思ってみていると、やがて船が浜に着いて大男がおりてくる。その大男は「自分は旅の途中だが水を切らしてしまったので水を補給してくれんか」と言う。爺さんは、それならどうぞと水のあるところに連れて行き、水を担いでやる。大男が感謝して「実は自分は沖縄の人間ではなく、天から農作物をさずけるために海の彼方からやってきたが、水を頼りにここまで来た。お前のおかげで水も補給できた。私のはいている草履(サバ)をここに置いていく。これは石になるから、この石をサバ石、サナ石として子孫に伝えてくれ。また自分の名はバカンサーというので、この井戸の名をなるべくバカンサーカーと呼んでくれ」と言うので、爺さんは、言われたとおりにしますと言う。現在もこのバカンサーカー、サナ石サバ石がある。

再生時間:3:42

民話詳細DATA

レコード番号 47O340158
CD番号 47O34C010
決定題名 サバ石サナ石の由来(方言)
話者がつけた題名 農夫が旅人に便宜を与えた話
話者名 南風野英助
話者名かな はえのえいすけ
生年月日 18931206
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19750810
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T20 A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく) むかし
伝承事情
文字化資料
キーワード マージ,メーヌカーズ,トーヌカーズ,大男,草履,バカンサー,サバ石
梗概(こうがい) 川平にマージというところがあった。そこに小屋を作って犬を飼い、農業をしている人がいた。夜中に犬が吼えるので不思議に思って爺さんが起きてみると犬は海に向かって泣いている。爺さんが海に行って見ると、向こうのほうに船が見えてメーヌカーズ、トーヌカーズと拍子をとって歌っている。今頃こんな船が来るのはおかしいと思ってみていると、やがて船が浜に着いて大男がおりてくる。その大男は「自分は旅の途中だが水を切らしてしまったので水を補給してくれんか」と言う。爺さんは、それならどうぞと水のあるところに連れて行き、水を担いでやる。大男が感謝して「実は自分は沖縄の人間ではなく、天から農作物をさずけるために海の彼方からやってきたが、水を頼りにここまで来た。お前のおかげで水も補給できた。私のはいている草履(サバ)をここに置いていく。これは石になるから、この石をサバ石、サナ石として子孫に伝えてくれ。また自分の名はバカンサーというので、この井戸の名をなるべくバカンサーカーと呼んでくれ」と言うので、爺さんは、言われたとおりにしますと言う。現在もこのバカンサーカー、サナ石サバ石がある。
全体の記録時間数 3:49
物語の時間数 3:42
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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