昔、ある家で長男が生まれ、主人が祝いの席の三味線弾きを頼みに行くことになった。その途中で蜘蛛が人間に化けたのが「私が行きましょう。私は三味線も歌も踊りも上手ですから。」と言って祝いの日に三味線を弾くのを引き受けた。祝いの日になるとその人間に化けた蜘蛛も約束どおり来た。その三味線弾きが踊っているのをそばで見ると、体の上の方は見えるが足が見えない、これは人間ではなく何かが化けたものだろうと、おみやげをたくさん持たせて帰し、あとをつけてみた。すると山の大きな岩の中に入っていく。三味線弾きの蜘蛛の声が聞こえ、「今日はこうやって騙してごちそうを食べた。次の誕生祝いには、その子供を連れてきて食べられる。」と話した。すると、「人間はお前以上に物をわかっているから、箒を作って、皆で箒で叩かれたらお前は殺されるよ。」と相手が話した。これを聞いた人は、たくさん箒を作っておき、次の誕生祝いに、この三味線弾きがまたやってきたとき、ご馳走を与え、帰らないうちに、みんなで箒でたたいた。死んだら、蜘蛛(く も)の姿になった。
| レコード番号 | 47O340120 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C008 |
| 決定題名 | くもの三味線弾き(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 蜘蛛が三味線弾きに化けてきた話 |
| 話者名 | 大底米 |
| 話者名かな | おおそこよね |
| 生年月日 | 19041115 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19750810 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T19 A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | あるとこに |
| 伝承事情 | 川平出身の養母に、7、8歳の頃までよく話をきいた。 |
| 文字化資料 | 日本昔話通観第26巻 P598 |
| キーワード | 誕生祝い,三味線,蜘蛛,箒 |
| 梗概(こうがい) | 昔、ある家で長男が生まれ、主人が祝いの席の三味線弾きを頼みに行くことになった。その途中で蜘蛛が人間に化けたのが「私が行きましょう。私は三味線も歌も踊りも上手ですから。」と言って祝いの日に三味線を弾くのを引き受けた。祝いの日になるとその人間に化けた蜘蛛も約束どおり来た。その三味線弾きが踊っているのをそばで見ると、体の上の方は見えるが足が見えない、これは人間ではなく何かが化けたものだろうと、おみやげをたくさん持たせて帰し、あとをつけてみた。すると山の大きな岩の中に入っていく。三味線弾きの蜘蛛の声が聞こえ、「今日はこうやって騙してごちそうを食べた。次の誕生祝いには、その子供を連れてきて食べられる。」と話した。すると、「人間はお前以上に物をわかっているから、箒を作って、皆で箒で叩かれたらお前は殺されるよ。」と相手が話した。これを聞いた人は、たくさん箒を作っておき、次の誕生祝いに、この三味線弾きがまたやってきたとき、ご馳走を与え、帰らないうちに、みんなで箒でたたいた。死んだら、蜘蛛(く も)の姿になった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:20 |
| 物語の時間数 | 2:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |