赤馬節由来(共通語)

概要

米倉庫に勤める役人、大城師番が仲筋村から帰ろうと、潮が引いた名蔵湾の浜を歩いていると、湾の脇から赤馬が泳いで渡ってきた。馬は追い返しても追ってくるので、神から授かった馬だと思い、育てることにした。その赤馬は、右手に手綱、左手に水の入った杯を持って乗っても水がこぼれないほど、うまく走る立派な馬であった。しかしそのことが首里王府まで伝わり、赤馬を献上するようにと命じられ、赤馬を見送ったところが赤馬崎で、その時にうたわれたのが赤馬節である。ところが首里に着いた馬は暴れだし、こんな悪馬を献上した持ち主を罰しようと、師番を首里に呼びつけた。師番は打ち首になるかもしれないと思いながら首里へ行ったが、師番が赤馬の前に現れると赤馬は喜んで見事に師番を背に乗せたため、王は、「これは私の乗るべき馬ではない。」と、師番と赤馬を八重山に帰した。その時首里王が師番に送った扇は、後に赤馬節の踊りに使われた。首里から帰って来た赤馬は、飼い主の高良家のまわりを三回回った後死んでしまったそうだ。

再生時間:12:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O340725
CD番号 47O34C054
決定題名 赤馬節由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 前盛正吉
話者名かな まえもりせいきち
生年月日 19250318
性別
出身地 沖縄県石垣市字宮良
記録日 19980908
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字宮良 T117 A03-B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話、 伝説、 歌
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 八重山諸島民話集 P167
キーワード 赤馬節,大城師番,役人,名蔵湾,赤馬,首里
梗概(こうがい) 米倉庫に勤める役人、大城師番が仲筋村から帰ろうと、潮が引いた名蔵湾の浜を歩いていると、湾の脇から赤馬が泳いで渡ってきた。馬は追い返しても追ってくるので、神から授かった馬だと思い、育てることにした。その赤馬は、右手に手綱、左手に水の入った杯を持って乗っても水がこぼれないほど、うまく走る立派な馬であった。しかしそのことが首里王府まで伝わり、赤馬を献上するようにと命じられ、赤馬を見送ったところが赤馬崎で、その時にうたわれたのが赤馬節である。ところが首里に着いた馬は暴れだし、こんな悪馬を献上した持ち主を罰しようと、師番を首里に呼びつけた。師番は打ち首になるかもしれないと思いながら首里へ行ったが、師番が赤馬の前に現れると赤馬は喜んで見事に師番を背に乗せたため、王は、「これは私の乗るべき馬ではない。」と、師番と赤馬を八重山に帰した。その時首里王が師番に送った扇は、後に赤馬節の踊りに使われた。首里から帰って来た赤馬は、飼い主の高良家のまわりを三回回った後死んでしまったそうだ。
全体の記録時間数 12:44
物語の時間数 12:02
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP