インナーラ(イルカーラ)、アンナーラ(アルカーラ)の兄弟が宮良村と白保村を村建てした後、兄のイルカーラは西から、弟のアルカーラはトドロキ川の尻から、ウフシ(シシ垣)を積んできた。このシシガキは作物をイノシシから守るためのもの。二人が積んできたシシガキが出会ったところを宮嶺(メーンニ)といい、そこでお祝いをした。その時、八重山を支配しているオモト主(アルジ)という神が、この二人の兄弟はこころよい者で、きれいな村建てをし、農作物を守るウフシを積んだりしてくれた、いつも喧嘩ばかりして死人の多かったこの村に神をおいて拝みなさいということで、六人の婦女を使わした。この六人の婦女に神がのりうつった。そのうち、三人は宮良に仲嵩、山崎、外本御嶽をつくり、三人は白保で多原、嘉手苅、真謝御嶽をそれぞれつくった。大本主に使わされた姉妹がいて司になる、これが神信仰の始まりで、それはこのメーンニ御嶽から始まった。明和の津波で流されてしまったので、このお宮の存在を知らない人が多くなった。白保村のムカイというおばあさんが、宮良村の総代を調べたら、前花家の先祖が総代を勤めていたというので、おばあさんの言われるとおりに、この場所へ来て掘ってみると香炉が出てきた。「お前がここの神の座を守れ、お前の娘はここの司になれ」と言われて、その後、この神は前花一門が代々拝んでいる。
| レコード番号 | 47O340697 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C051 |
| 決定題名 | 宮嶺の御嶽の司(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 前花哲雄 |
| 話者名かな | まえはなてつお |
| 生年月日 | 19090304 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市宮良 |
| 記録日 | 19970311 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字宮良 T115 A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | インナーラ,イルカーラ,アンナーラ,アルカーラ,兄弟,宮良村,白保村,村建て,兄,弟,ウフシ,シシガキ,イノシシ,宮嶺,メーンニ,お祝い,八重山,オモト主,神,拝み,六人の婦女,のりうつった,仲嵩,山崎,外本御嶽,多原,嘉手苅,真謝御嶽,司,メーンニ御嶽,明和の津波,ムカイ,おばあさん,総代,前花家,先祖,香炉 |
| 梗概(こうがい) | インナーラ(イルカーラ)、アンナーラ(アルカーラ)の兄弟が宮良村と白保村を村建てした後、兄のイルカーラは西から、弟のアルカーラはトドロキ川の尻から、ウフシ(シシ垣)を積んできた。このシシガキは作物をイノシシから守るためのもの。二人が積んできたシシガキが出会ったところを宮嶺(メーンニ)といい、そこでお祝いをした。その時、八重山を支配しているオモト主(アルジ)という神が、この二人の兄弟はこころよい者で、きれいな村建てをし、農作物を守るウフシを積んだりしてくれた、いつも喧嘩ばかりして死人の多かったこの村に神をおいて拝みなさいということで、六人の婦女を使わした。この六人の婦女に神がのりうつった。そのうち、三人は宮良に仲嵩、山崎、外本御嶽をつくり、三人は白保で多原、嘉手苅、真謝御嶽をそれぞれつくった。大本主に使わされた姉妹がいて司になる、これが神信仰の始まりで、それはこのメーンニ御嶽から始まった。明和の津波で流されてしまったので、このお宮の存在を知らない人が多くなった。白保村のムカイというおばあさんが、宮良村の総代を調べたら、前花家の先祖が総代を勤めていたというので、おばあさんの言われるとおりに、この場所へ来て掘ってみると香炉が出てきた。「お前がここの神の座を守れ、お前の娘はここの司になれ」と言われて、その後、この神は前花一門が代々拝んでいる。 |
| 全体の記録時間数 | 10:22 |
| 物語の時間数 | 7:40 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |