継母は継子を大変差別して、頭にあまり身が無いミバルを食べるときでも、自分の実の子には、いつも胴を切ってやり、継子には頭だけやっていたから、継子は、あまり魚の身を食べたことが無かった。亡くなった母は、それを見て、その子がかわいそうに思ったので、ある晩、子どもに夢で知らせた。「あなたの食べた魚の頭の骨は、どこどこに埋めておきなさい。そしたら、母さんがいいものを与えるやる。」と教えた。継子は、それから教えられたとおり、食べた魚の頭の骨を一箇所に埋めておいた。すると、そこに茸(きのこ)がいっぱい生えてきた。その茸(きのこ)を採って食べてみると、メバルの味がし、魚の肉よりも柔らかくて美味しかった。その茸(きのこ)は次々と生えてきたので、継子は、それから毎日その美味しい茸(きのこ)を食べていた。だから、茸(きのこ)のだしの味はメバルという魚の味という伝えがある。
| レコード番号 | 47O340045 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C004 |
| 決定題名 | 継子と魚の頭(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 東成底光秀 |
| 話者名かな | ひがしなりそこみつひで |
| 生年月日 | 19130127 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字宮良 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字宮良 T37 A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 慶田花宜佐さんという宮良の方から、草取りの合間に。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 継母,魚の頭 |
| 梗概(こうがい) | 継母は継子を大変差別して、頭にあまり身が無いミバルを食べるときでも、自分の実の子には、いつも胴を切ってやり、継子には頭だけやっていたから、継子は、あまり魚の身を食べたことが無かった。亡くなった母は、それを見て、その子がかわいそうに思ったので、ある晩、子どもに夢で知らせた。「あなたの食べた魚の頭の骨は、どこどこに埋めておきなさい。そしたら、母さんがいいものを与えるやる。」と教えた。継子は、それから教えられたとおり、食べた魚の頭の骨を一箇所に埋めておいた。すると、そこに茸(きのこ)がいっぱい生えてきた。その茸(きのこ)を採って食べてみると、メバルの味がし、魚の肉よりも柔らかくて美味しかった。その茸(きのこ)は次々と生えてきたので、継子は、それから毎日その美味しい茸(きのこ)を食べていた。だから、茸(きのこ)のだしの味はメバルという魚の味という伝えがある。 |
| 全体の記録時間数 | 3:21 |
| 物語の時間数 | 3:08 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |