クスケー由来(方言)

概要

昔、ある人が毎日畑に行って、遅く帰る時、交差点の墓のところで、くしゃみが聞こえた。何だろうと思って行ってみると、人の姿はないが話し声が聞こえる。ここは後生である。後生の人たちが誰を召し取ろうかと話している。一人が「この墓の主の家で、ツチノエトラの日、赤ん坊が生まれたから、その赤ん坊を召し取ろう」と言う。他の者が「呪いをかけてくしゃみをしたら死ぬ」と言う。するとまた他の者が「くしゃみをしても知恵のある人間がトゥレークスケーと言えば死なない」と言う。それを聞いていた人がずっと見ていると墓から猫が出て行く。その人は家の主と話し合い「次のツチノエトラの日、こんなことがあるかな」と言う。主人は大変心配するが、ツチノエトラの日に本当に赤ん坊が生まれる。それから後生の使いである猫がその家にやってくる。そのとき家の中にいた赤ん坊がくしゃみをするがトゥレークスケーと言ったために助かる。それからトゥレークスケーという言葉がでた。

再生時間:4:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O340015
CD番号 47O34C002
決定題名 クスケー由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 東宏全
話者名かな あずまこうぜん
生年月日 19060106
性別
出身地 沖縄県石垣市字宮良
記録日 19750804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字宮良 T35 B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 母親などから
文字化資料 日本昔話通観第26巻 P178 
キーワード くしゃみ,ツチノエのトラ,トゥレークスケー,赤ん坊,猫
梗概(こうがい) 昔、ある人が毎日畑に行って、遅く帰る時、交差点の墓のところで、くしゃみが聞こえた。何だろうと思って行ってみると、人の姿はないが話し声が聞こえる。ここは後生である。後生の人たちが誰を召し取ろうかと話している。一人が「この墓の主の家で、ツチノエトラの日、赤ん坊が生まれたから、その赤ん坊を召し取ろう」と言う。他の者が「呪いをかけてくしゃみをしたら死ぬ」と言う。するとまた他の者が「くしゃみをしても知恵のある人間がトゥレークスケーと言えば死なない」と言う。それを聞いていた人がずっと見ていると墓から猫が出て行く。その人は家の主と話し合い「次のツチノエトラの日、こんなことがあるかな」と言う。主人は大変心配するが、ツチノエトラの日に本当に赤ん坊が生まれる。それから後生の使いである猫がその家にやってくる。そのとき家の中にいた赤ん坊がくしゃみをするがトゥレークスケーと言ったために助かる。それからトゥレークスケーという言葉がでた。
全体の記録時間数 4:41
物語の時間数 4:00
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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