昔、毎日遅くまで畑を耕している真面目な人がいた。その村の出口には大きなアコーの木があって、真面目な人は仕事に行くときも帰るときもそこを通るので、このアコーの木に対して意味もなく「今来たんだよ。おはようございます」と言って仕事に行く。また帰るときは「アコー木の神様、今帰るよ」と言って帰る。その人は毎日、1ヵ月も2ヵ月もアコー木に対してあいさつをして通る。アコー木の神は、この男は私を知っているのだろうかと考え、現世に姿を現し、自分の姿が見えたのかと聞く。その男は嘘を言って見えたと言う。アコー木の神は「自分は見られるはずがないのに、君は毎日毎日あいさつをしていたということは、お前は利口な人だからお礼をしよう。そのかわりアコー木の神がいるということは他言するなと言う。すると男は条件をのむかわりに、あなたの着ている着物を下さいと言う。そしてその着物をもらって家へ帰る。家に帰ってからアコー木の神の着物をつけてみると他の人には見えない。それからは働かず、人の物を盗んで食い生活しなまけ者になった。その人は仕事をしないでもそういう生活ができるので、この村では評判になる。村でも物が盗まれるので、その人が監視されるようになるが絶対わからない。(以下、梗概化不可能)
| レコード番号 | 47O340013 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C001 |
| 決定題名 | 木の精の話(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 東宏全 |
| 話者名かな | あずまこうぜん |
| 生年月日 | 19060106 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字宮良 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字宮良 T35 B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | むかし太古の昔 |
| 伝承事情 | 母親などから |
| 文字化資料 | 日本昔話通観第26巻 P729 |
| キーワード | アコーの木 |
| 梗概(こうがい) | 昔、毎日遅くまで畑を耕している真面目な人がいた。その村の出口には大きなアコーの木があって、真面目な人は仕事に行くときも帰るときもそこを通るので、このアコーの木に対して意味もなく「今来たんだよ。おはようございます」と言って仕事に行く。また帰るときは「アコー木の神様、今帰るよ」と言って帰る。その人は毎日、1ヵ月も2ヵ月もアコー木に対してあいさつをして通る。アコー木の神は、この男は私を知っているのだろうかと考え、現世に姿を現し、自分の姿が見えたのかと聞く。その男は嘘を言って見えたと言う。アコー木の神は「自分は見られるはずがないのに、君は毎日毎日あいさつをしていたということは、お前は利口な人だからお礼をしよう。そのかわりアコー木の神がいるということは他言するなと言う。すると男は条件をのむかわりに、あなたの着ている着物を下さいと言う。そしてその着物をもらって家へ帰る。家に帰ってからアコー木の神の着物をつけてみると他の人には見えない。それからは働かず、人の物を盗んで食い生活しなまけ者になった。その人は仕事をしないでもそういう生活ができるので、この村では評判になる。村でも物が盗まれるので、その人が監視されるようになるが絶対わからない。(以下、梗概化不可能) |
| 全体の記録時間数 | 3:23 |
| 物語の時間数 | 3:00 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |