猿の生き肝(方言)

概要

昔々、竜宮の王が病気になった。竜宮の海の生き物が皆集まって協議した結果、猿の生き胆が良いということになった。どうやって陸にいる猿を連れてくるのかと協議すると、亀なら陸にも行けると亀に行かせる。亀は猿に竜宮の王からの招待でご案内に来た。是非いらして下さいと言う。猿は騙されて亀の背中に乗る。竜宮の控え室で猿が待っていると、蛸が来て猿に「実はお前の肝で王の病気が治ると、お前は連れて来られたんだ」と言う。利口な猿はそれを聞いて、亀に「せっかくここまで来たのに、肝が欲しいならそう言ってくれればいいのに、肝のない猿は役に立たないだろう」と言う。今度は亀が騙され肝を取りにまた猿を乗せて陸に行く。陸に上がると猿は「私の命(肝)を取ろうと騙したな」と(  )で亀の甲羅を割った。亀は仕方なく、泣く泣く海に帰り、理由を話す。竜宮の生き物が皆集まり、誰が猿に教えたかと調べ、蛸が犯人だとわかる。それで蛸は許せないといって竜宮の生き物が皆で蹴ったり踏んだりしたので蛸の骨は皆飛び出して蛸は骨なしになった。それから蛸はアバサー(ハリセンボン)のおじいさんにあたるので、ハリセンボンはおじいさんの骨は捨てられないと取って体につけた。

再生時間:4:58

民話詳細DATA

レコード番号 47O340012
CD番号 47O34C001
決定題名 猿の生き肝(方言)
話者がつけた題名
話者名 成底真加良
話者名かな なりそこまから
生年月日 19071206
性別
出身地 沖縄県石垣市字宮良
記録日 19750804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字宮良 T35 B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく) むかすむかすよ
伝承事情 親戚の東入原加那真さんよりいつもきいていたとのこと。夕食後遊びに行った時などにいつも話しをせがんでいた
文字化資料 日本昔話通観第26巻 P801 
キーワード 龍宮,猿,肝,亀,蛸,アバサー
梗概(こうがい) 昔々、竜宮の王が病気になった。竜宮の海の生き物が皆集まって協議した結果、猿の生き胆が良いということになった。どうやって陸にいる猿を連れてくるのかと協議すると、亀なら陸にも行けると亀に行かせる。亀は猿に竜宮の王からの招待でご案内に来た。是非いらして下さいと言う。猿は騙されて亀の背中に乗る。竜宮の控え室で猿が待っていると、蛸が来て猿に「実はお前の肝で王の病気が治ると、お前は連れて来られたんだ」と言う。利口な猿はそれを聞いて、亀に「せっかくここまで来たのに、肝が欲しいならそう言ってくれればいいのに、肝のない猿は役に立たないだろう」と言う。今度は亀が騙され肝を取りにまた猿を乗せて陸に行く。陸に上がると猿は「私の命(肝)を取ろうと騙したな」と(  )で亀の甲羅を割った。亀は仕方なく、泣く泣く海に帰り、理由を話す。竜宮の生き物が皆集まり、誰が猿に教えたかと調べ、蛸が犯人だとわかる。それで蛸は許せないといって竜宮の生き物が皆で蹴ったり踏んだりしたので蛸の骨は皆飛び出して蛸は骨なしになった。それから蛸はアバサー(ハリセンボン)のおじいさんにあたるので、ハリセンボンはおじいさんの骨は捨てられないと取って体につけた。
全体の記録時間数 5:06
物語の時間数 4:58
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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