山に薪取りにいったらよ、牧場の牛が出てきて、田んぼの一ばりによ、ひとばりといったら、もう一升で
しょう。あれに入り込んでよ、もう牧場の牛といえば、十頭か、七、八頭、こっちはもうあれだけはもう、
家族と同じ物だ。あれが田んぼに入ってよ、もう植えつけた芋や稲は食べておるさ。実のもう出来て居るも
のも食べたら、もう駄目でしょう。あれを見てよ、あの青年は、「もうこれではいけない。」と言って、馬
を飛ばして行ってよ、たばりの牛が稲食べて居るりよ、あれをみんな追い出してよ、牧場につめておったら
しい。そで、居る時に、お爺さんがいらっしゃってよ、「あんたは手見せてください。」と言うから、あの
青年は、手のこっちを見せたらしいよ。お爺さんは、青年の手の綾を見てよ、「あなたは今日一日の寿命で
あったがよ、今日あれだけの人を助けたから八八までの長命を貰ったよ。」と言って、お帰りなった。それ
まあ現在の八八みたか、これは分からない。あんな話があったよ。
| レコード番号 | 47O150096 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C006 |
| 決定題名 | 親切者の寿命延ばし(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 運定めの話 |
| 話者名 | 前津宇登 |
| 話者名かな | まえつうと |
| 生年月日 | 18990708 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜T11A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 大浜の東長田ブントさんから聞いた。 |
| 文字化資料 | 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P74 |
| キーワード | 親切な青年,寿命,八八 |
| 梗概(こうがい) | 山に薪取りにいったらよ、牧場の牛が出てきて、田んぼの一ばりによ、ひとばりといったら、もう一升で しょう。あれに入り込んでよ、もう牧場の牛といえば、十頭か、七、八頭、こっちはもうあれだけはもう、 家族と同じ物だ。あれが田んぼに入ってよ、もう植えつけた芋や稲は食べておるさ。実のもう出来て居るも のも食べたら、もう駄目でしょう。あれを見てよ、あの青年は、「もうこれではいけない。」と言って、馬 を飛ばして行ってよ、たばりの牛が稲食べて居るりよ、あれをみんな追い出してよ、牧場につめておったら しい。そで、居る時に、お爺さんがいらっしゃってよ、「あんたは手見せてください。」と言うから、あの 青年は、手のこっちを見せたらしいよ。お爺さんは、青年の手の綾を見てよ、「あなたは今日一日の寿命で あったがよ、今日あれだけの人を助けたから八八までの長命を貰ったよ。」と言って、お帰りなった。それ まあ現在の八八みたか、これは分からない。あんな話があったよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:42 |
| 物語の時間数 | 1:52 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |