昔、ある部落の漁師がイザリに行くと5,6人の掛け声が聞こえた。近寄って見たら舟を浜にあげようとしているところである。漁師はその人たちの手助けをする。そのうちの1人がお礼にいいことを教えてあげるという。「7、5、3に門に古繩で繩を編み、糸結びをしてニンニクを下げておけ。私たちは感冒を持ってくるものだから。」と言って消えてしまう。家に帰ると早速、親戚を集めこのことを話すと皆そのとおりにした。それから2,3日経って感冒が流行るが漁師の家だけは1人も感染しることはなかった。これがあの時のお礼だったのだと思い、部落の人々にも教えた。三回、村を清める為に豚を殺し血でしめ縄を染め、村の出入り口にはっておいたので感冒は流行らなかった。それから、子どもが生まれる時にはお産室をしめ縄で張り巡らし、十日間は誰も入れさせなかった。
| レコード番号 | 47O150066 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C004 |
| 決定題名 | 風邪の神報恩(方言) |
| 話者がつけた題名 | いりがさの神 |
| 話者名 | 横目クヤマ |
| 話者名かな | よこめくやま |
| 生年月日 | 19060727 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜T09A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 民俗、 ことわざ |
| 発句(ほっく) | むかす |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漁師,浜辺,感冒,しめ縄 |
| 梗概(こうがい) | 昔、ある部落の漁師がイザリに行くと5,6人の掛け声が聞こえた。近寄って見たら舟を浜にあげようとしているところである。漁師はその人たちの手助けをする。そのうちの1人がお礼にいいことを教えてあげるという。「7、5、3に門に古繩で繩を編み、糸結びをしてニンニクを下げておけ。私たちは感冒を持ってくるものだから。」と言って消えてしまう。家に帰ると早速、親戚を集めこのことを話すと皆そのとおりにした。それから2,3日経って感冒が流行るが漁師の家だけは1人も感染しることはなかった。これがあの時のお礼だったのだと思い、部落の人々にも教えた。三回、村を清める為に豚を殺し血でしめ縄を染め、村の出入り口にはっておいたので感冒は流行らなかった。それから、子どもが生まれる時にはお産室をしめ縄で張り巡らし、十日間は誰も入れさせなかった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:38 |
| 物語の時間数 | 4:38 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |