クサリムル山由来(方言)

概要

昔、兄妹が居りました。兄の方は底原田(そこばるだー)の方で田仕事をしておるから、妹の方にもう二
、三日の後に宿泊所に食糧を持ってくるようにと伝えましたところが、その後に食糧を持ってくるときに女
の方が山でハブに噛まれてしまった。兄の方はあまり遅いので家へ帰ってくる。駆けつけてくるときにはも
う自分の妹は死んでしまっておった。「惜しいや悲しや。仇は俺が必ず今日に取ってくれるよ。」って、走
って家に行って、隣から山刀を借りて、鎌も取り持ち急いで来て、妹が死んだ近くになると疲れ果てて、根
は恐くなり、手足は震えながら見る間に、そこに、居眠りをしているハブが見つかり、「いざや来よ。」と
言って、その怒りと恨みとをもってとうとう切りつけ、そのハブを殺したら、十日、二十日になってそのハ
ブが腐れ、さあもう百二十日までには山までも染まったのが、その腐れたその臭いが凄いので、その山は、
今日までもクサリムル山といって名がついて居ります。

再生時間:3:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O150046
CD番号 47O15C003
決定題名 クサリムル山由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 前津治平
話者名かな まえつじへい
生年月日 19040609
性別
出身地 沖縄県石垣市大浜
記録日 19750803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜T08A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 冬の夜になると毎晩父親から話を聞いた。夏は夜の11時頃まで仕事をしたので話を聞く時間がなかった。
文字化資料 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P44
キーワード 兄妹,ハブ,仇討ち,臭い
梗概(こうがい) 昔、兄妹が居りました。兄の方は底原田(そこばるだー)の方で田仕事をしておるから、妹の方にもう二 、三日の後に宿泊所に食糧を持ってくるようにと伝えましたところが、その後に食糧を持ってくるときに女 の方が山でハブに噛まれてしまった。兄の方はあまり遅いので家へ帰ってくる。駆けつけてくるときにはも う自分の妹は死んでしまっておった。「惜しいや悲しや。仇は俺が必ず今日に取ってくれるよ。」って、走 って家に行って、隣から山刀を借りて、鎌も取り持ち急いで来て、妹が死んだ近くになると疲れ果てて、根 は恐くなり、手足は震えながら見る間に、そこに、居眠りをしているハブが見つかり、「いざや来よ。」と 言って、その怒りと恨みとをもってとうとう切りつけ、そのハブを殺したら、十日、二十日になってそのハ ブが腐れ、さあもう百二十日までには山までも染まったのが、その腐れたその臭いが凄いので、その山は、 今日までもクサリムル山といって名がついて居ります。
全体の記録時間数 3:49
物語の時間数 3:49
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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