昔ある国でですね、昔ニブシといって、もう坊さんみたいなもんだね。あんな人は多分親がやっていたか
ら子もやるそうですね。親が念仏(にんぶとぅ)と言って、葬式する場合、親の代に努めておって、後はま
た子どもがやったるばあやさ。だから、ある部落の綺麗なもう女が死んだので、もうニンブトゥはその女を
墓に送って、その晩、「あの女一夜でも一緒に眠ったら、良かったがな。」と欲望ついて、その晩自分一人
出掛けて、この墓の戸を開けてね、あの女を出してきてですね、これをもう何をしたるばーか。がんまりし
たるばー。その時、あの女は死んであったけれども、男のこの摩擦でね、熱をもらって生き返ったそうです
。生き返ったんだが、そんなにして生き返ったから家に帰すわけにはいかないので、自分でね、もう自分の
家に連れてきて裏座小(うらじゃぐぁ)に隠してですね、妻がいないから、もう出さないよ。それから、あ
れこれもう自分が一生懸命儲けて来て、この女はもうかげついて、この四畳半間から出さないでね、もう妻
にしてあるばあさ。そして、そんな時にね、大火事がでてきて、こんな女を火事に焼いたら大変でしょ。だ
からこの時は鍵開けて、出してあるばーですよ、それはこの女は死なん前にね、自分が一緒になっておった
非常な恋人が居ったって。その女は、火事の晩助かって、「こんなね、人間小(ぐぁー)の妻になる自分で
はない。」と、自分の先の男の所にね、飛んで行くとね、その前に恋人だった男はまた夜だから驚いてよ、
死んだ女がこんなに来るとはまさか思わないでいたけど、後で分かって、一緒になったって。
| レコード番号 | 47O150031 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C002 |
| 決定題名 | 生き返った娘(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 死人を生き返らせた話 |
| 話者名 | 大工次郎 |
| 話者名かな | だいくじろう |
| 生年月日 | 19030430 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜T02A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | むかし |
| 伝承事情 | 妻方の祖父から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 死んだ女,墓 |
| 梗概(こうがい) | 昔ある国でですね、昔ニブシといって、もう坊さんみたいなもんだね。あんな人は多分親がやっていたか ら子もやるそうですね。親が念仏(にんぶとぅ)と言って、葬式する場合、親の代に努めておって、後はま た子どもがやったるばあやさ。だから、ある部落の綺麗なもう女が死んだので、もうニンブトゥはその女を 墓に送って、その晩、「あの女一夜でも一緒に眠ったら、良かったがな。」と欲望ついて、その晩自分一人 出掛けて、この墓の戸を開けてね、あの女を出してきてですね、これをもう何をしたるばーか。がんまりし たるばー。その時、あの女は死んであったけれども、男のこの摩擦でね、熱をもらって生き返ったそうです 。生き返ったんだが、そんなにして生き返ったから家に帰すわけにはいかないので、自分でね、もう自分の 家に連れてきて裏座小(うらじゃぐぁ)に隠してですね、妻がいないから、もう出さないよ。それから、あ れこれもう自分が一生懸命儲けて来て、この女はもうかげついて、この四畳半間から出さないでね、もう妻 にしてあるばあさ。そして、そんな時にね、大火事がでてきて、こんな女を火事に焼いたら大変でしょ。だ からこの時は鍵開けて、出してあるばーですよ、それはこの女は死なん前にね、自分が一緒になっておった 非常な恋人が居ったって。その女は、火事の晩助かって、「こんなね、人間小(ぐぁー)の妻になる自分で はない。」と、自分の先の男の所にね、飛んで行くとね、その前に恋人だった男はまた夜だから驚いてよ、 死んだ女がこんなに来るとはまさか思わないでいたけど、後で分かって、一緒になったって。 |
| 全体の記録時間数 | 2:34 |
| 物語の時間数 | 2:19 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |