私の家の先祖が中国へ行ったのは、進貢船か何かで行ったじゃない。中国へ行くときか帰るときか、そこが分からないがね、あの時暴風か何かで、難破したんでしょうね。そしたらフカに助けられて、なんかここにね、刀を置いてね、これ掴まえなさいってね、掴まえられてね、港まで来たんだそうですよ。その人が首里王府に帰ったら、「あんたはもう手柄立てたからね、瀬底島あげます。」ってね、王様が瀬底島をあげたんだって。瀬底島は、今大橋が通っているけど、本部の向かいのね、小さい島でしょ。その人は、吉浜って姓だったから、「じゃね、自分はこうして島一つ貰ったために、名前も向こうに変えないといけないが、この吉浜という名前はね、潰すわけいかないから、八重山の子どもにあげる。」ということで、私の家の吉浜って姓が始まったんです。この人子孫が大浜に住み着いたんだろうね。私の姓は、自分は吉浜って姓なんです。瀬底島の私なんかの血統はね、今は、具志堅って名前よね。で、これ以来吉浜門中というのは、恩があるから、フカ肉を絶対食べない。よそで蒲鉾なんか怖くてうっかり食べられなかったですね。食べたら、髪の毛ツルッって禿げるという話を聞いた。
| レコード番号 | 47O150397 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C025 |
| 決定題名 | フカ肉を食べない門中(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 黒川勝子 |
| 話者名かな | くろかわかつこ |
| 生年月日 | 19150123 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19940824 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜 T102 A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 大浜の民話 P35 |
| キーワード | 先祖,中国,進貢船,暴風,難破,フカ,刀,首里王府,瀬底島,本部,吉浜,八重山,具志堅,吉浜門中,恩,フカ肉,蒲鉾,禿げる |
| 梗概(こうがい) | 私の家の先祖が中国へ行ったのは、進貢船か何かで行ったじゃない。中国へ行くときか帰るときか、そこが分からないがね、あの時暴風か何かで、難破したんでしょうね。そしたらフカに助けられて、なんかここにね、刀を置いてね、これ掴まえなさいってね、掴まえられてね、港まで来たんだそうですよ。その人が首里王府に帰ったら、「あんたはもう手柄立てたからね、瀬底島あげます。」ってね、王様が瀬底島をあげたんだって。瀬底島は、今大橋が通っているけど、本部の向かいのね、小さい島でしょ。その人は、吉浜って姓だったから、「じゃね、自分はこうして島一つ貰ったために、名前も向こうに変えないといけないが、この吉浜という名前はね、潰すわけいかないから、八重山の子どもにあげる。」ということで、私の家の吉浜って姓が始まったんです。この人子孫が大浜に住み着いたんだろうね。私の姓は、自分は吉浜って姓なんです。瀬底島の私なんかの血統はね、今は、具志堅って名前よね。で、これ以来吉浜門中というのは、恩があるから、フカ肉を絶対食べない。よそで蒲鉾なんか怖くてうっかり食べられなかったですね。食べたら、髪の毛ツルッって禿げるという話を聞いた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:31 |
| 物語の時間数 | 3:17 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |