シチマジムン(共通語)

概要

シチマジムンというのはこの付近に来てお盆みたいに彷徨うんではなくてね、お墓に出たんだよ。実際に見たという人は多いさな。りんで燃えてるかどうか分からんがよ、僕等みたいに正常な人には絶対幽霊なんかあの見えない。捕まえたらみんな何かだよ。幽霊というものは見たことない。ところがね、八重山の学者の人で牧野清というのが居るさあな。間違ったことを書いて、この前僕に言われて、どんなやって訂正するかなといって国からも褒美を貰った。この本を著すためにだよ。柳田国男賞も貰っておるしね、タイムス賞も貰っとるし、皆貰った人居るさ。大浜の御嶽のことについてよ、その人がよ、火玉(ぴだま)ね、「火の玉というのは、実際おる。」というと今までもそういうふうにいっておる。「いや、あんたも気違いのうちの一人じゃないか。」と僕は、いってるんだが、本当に見たかといったら見たというんだよ。海の側に火がブーとか現れたりするさあな。あれは誰でも見える。本当はあれは火じゃないんだよ。あれは夜光虫なんだ。ああいうのを見て言ってるじゃないかと思うんだが、実際に見たと言うんだよ。ボーと燃えて移動しているって。また燃えたりしてよ、動いて歩いてるって。いや、あんたもう精神異常の一人じゃないかなといっ
て笑ってるんだが、りんで燃えてるのはね、もう骨なんか人の骨なんか古墓なんかによく見るんだが、火の玉を見たら、「桑の股だよ。」というとね、驚いて逃げるという話があるさ。木の股というのはね、こういうふうになってるところを股というさ。ここと同じようにね、この火玉がね、桑の木の股に挟まれてよ、動けなくなったというのを見たという話があるわけさ。で、格好はどんなしてたかと鳥みたいに動いたという鳥。それで火玉見たら桑の股だよと言えという話があるわけさ。

再生時間:3:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O150383
CD番号 47O15C024
決定題名 シチマジムン(共通語)
話者がつけた題名
話者名 慶田正介
話者名かな けいだせいすけ
生年月日 19181129
性別
出身地 沖縄県石垣市大浜
記録日 19940824
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜 T101 A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 大浜の民話 P64
キーワード シチマジムン,お盆,お墓,幽霊,八重山,牧野清,褒美,大浜の御嶽,火玉,夜光虫,桑の股,鳥
梗概(こうがい) シチマジムンというのはこの付近に来てお盆みたいに彷徨うんではなくてね、お墓に出たんだよ。実際に見たという人は多いさな。りんで燃えてるかどうか分からんがよ、僕等みたいに正常な人には絶対幽霊なんかあの見えない。捕まえたらみんな何かだよ。幽霊というものは見たことない。ところがね、八重山の学者の人で牧野清というのが居るさあな。間違ったことを書いて、この前僕に言われて、どんなやって訂正するかなといって国からも褒美を貰った。この本を著すためにだよ。柳田国男賞も貰っておるしね、タイムス賞も貰っとるし、皆貰った人居るさ。大浜の御嶽のことについてよ、その人がよ、火玉(ぴだま)ね、「火の玉というのは、実際おる。」というと今までもそういうふうにいっておる。「いや、あんたも気違いのうちの一人じゃないか。」と僕は、いってるんだが、本当に見たかといったら見たというんだよ。海の側に火がブーとか現れたりするさあな。あれは誰でも見える。本当はあれは火じゃないんだよ。あれは夜光虫なんだ。ああいうのを見て言ってるじゃないかと思うんだが、実際に見たと言うんだよ。ボーと燃えて移動しているって。また燃えたりしてよ、動いて歩いてるって。いや、あんたもう精神異常の一人じゃないかなといっ て笑ってるんだが、りんで燃えてるのはね、もう骨なんか人の骨なんか古墓なんかによく見るんだが、火の玉を見たら、「桑の股だよ。」というとね、驚いて逃げるという話があるさ。木の股というのはね、こういうふうになってるところを股というさ。ここと同じようにね、この火玉がね、桑の木の股に挟まれてよ、動けなくなったというのを見たという話があるわけさ。で、格好はどんなしてたかと鳥みたいに動いたという鳥。それで火玉見たら桑の股だよと言えという話があるわけさ。
全体の記録時間数 3:21
物語の時間数 3:14
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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