アイナマ石と言うね、平久保の前にあるよ。平久保の前に久部良部落ね。久部良は、野底にあるでしょ。これ、久部良と言うさ。久部良の下に登るところがあるでしょう。このよ、アイナマ石って言うのがあるさ。全く、女の座った、あれでね。大きい石にね、下は、三人くらいで、〔聞き取り不能〕大きい石に、いや、また、髪、上のほうにね、これが〔聞き取り不能〕髪みたいな、女の髪、結うでしょ。これ、座らせたみたいな、あるよ。あの石の上に。今、あれ、文化財にしてあるでしょ。ちゃんと道も作ってよ。アイナマ石はよ。あれがね、この女がね、これの、大里の人の、女って。桃里、桃里。桃里、いろいろ、昔は、宮古もあったと言うからよ。部落が、いや、この、人間の、何、こういう、若いのがさ。え、宮古にもあったと言うから、大きい部落であってあるよ。あれで、この、嫁になった女はね、大里の人さね。桃里。そして、男は、平久保の人さね。あれで、結婚してあるさ。そして、もう、アイナマといってよ、この娘、アイナマと言うさね。八重山の言葉ではこの嫁さんをアイナといってよ。ここから、行ってあるさね。そして、ここの坂があるさ。坂上がってよ、小便しに、山の中入ったらよ、来ないそうだよ。あの女が。行ったら、石になっておるさ。ええ、これがアイナマ石だね。それで、親たちの命令で、昔は、結婚していたさね。うちらも、あんなによ、親たちの命令で、結婚もして、今になってきてるさね。昔は、もう、銘々の、好きな結婚はしていない。親が、命令して、あんた、何処の家へ行けってね。命令してくれたから。家の姉さん達もあんなにしてきているよ。命令されて。親同士で相談して、あれで、ここに来てね、もう、平久保には行かない、と言って、山の中入ったのがね、アイナマ石になったわけさ。あんなところには行かないと言って。石になって。もう文化財になってよ、道路もちゃんとしてある。下のほうがよ。で、これに、上に、女の髪結て、座らした。あれの石があるよ。〔聞き取り不能〕、女の、座った石みたいで、石になってないさ。嫌だから、行かんといって、あれだから、もう、辛かったわけさ。親の言うことも、我慢するだけはしたが、もう、行ったら、もう、自分大変といって、山の中入ったもんで、石になったわけさ。結婚やりに、連れていく人が、いっても、こないから、行ったら、石になっておったって。ええ、これがアイナマ石っていってよ、だから、人に好かないのはよ、好けるもんじゃないさね。昔は、ああいう、親同士の命令がね、仕方なかったね。親のいうの聞かんとよ。どうもならんかったさ。
| レコード番号 | 47O330427 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C035 |
| 決定題名 | アイナマ石(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 多宇正 |
| 話者名かな | たうただし |
| 生年月日 | 19120327 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19980906 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T140 白保 B-01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | アイナマ石,平久保 |
| 梗概(こうがい) | アイナマ石と言うね、平久保の前にあるよ。平久保の前に久部良部落ね。久部良は、野底にあるでしょ。これ、久部良と言うさ。久部良の下に登るところがあるでしょう。このよ、アイナマ石って言うのがあるさ。全く、女の座った、あれでね。大きい石にね、下は、三人くらいで、〔聞き取り不能〕大きい石に、いや、また、髪、上のほうにね、これが〔聞き取り不能〕髪みたいな、女の髪、結うでしょ。これ、座らせたみたいな、あるよ。あの石の上に。今、あれ、文化財にしてあるでしょ。ちゃんと道も作ってよ。アイナマ石はよ。あれがね、この女がね、これの、大里の人の、女って。桃里、桃里。桃里、いろいろ、昔は、宮古もあったと言うからよ。部落が、いや、この、人間の、何、こういう、若いのがさ。え、宮古にもあったと言うから、大きい部落であってあるよ。あれで、この、嫁になった女はね、大里の人さね。桃里。そして、男は、平久保の人さね。あれで、結婚してあるさ。そして、もう、アイナマといってよ、この娘、アイナマと言うさね。八重山の言葉ではこの嫁さんをアイナといってよ。ここから、行ってあるさね。そして、ここの坂があるさ。坂上がってよ、小便しに、山の中入ったらよ、来ないそうだよ。あの女が。行ったら、石になっておるさ。ええ、これがアイナマ石だね。それで、親たちの命令で、昔は、結婚していたさね。うちらも、あんなによ、親たちの命令で、結婚もして、今になってきてるさね。昔は、もう、銘々の、好きな結婚はしていない。親が、命令して、あんた、何処の家へ行けってね。命令してくれたから。家の姉さん達もあんなにしてきているよ。命令されて。親同士で相談して、あれで、ここに来てね、もう、平久保には行かない、と言って、山の中入ったのがね、アイナマ石になったわけさ。あんなところには行かないと言って。石になって。もう文化財になってよ、道路もちゃんとしてある。下のほうがよ。で、これに、上に、女の髪結て、座らした。あれの石があるよ。〔聞き取り不能〕、女の、座った石みたいで、石になってないさ。嫌だから、行かんといって、あれだから、もう、辛かったわけさ。親の言うことも、我慢するだけはしたが、もう、行ったら、もう、自分大変といって、山の中入ったもんで、石になったわけさ。結婚やりに、連れていく人が、いっても、こないから、行ったら、石になっておったって。ええ、これがアイナマ石っていってよ、だから、人に好かないのはよ、好けるもんじゃないさね。昔は、ああいう、親同士の命令がね、仕方なかったね。親のいうの聞かんとよ。どうもならんかったさ。 |
| 全体の記録時間数 | 7:43 |
| 物語の時間数 | 2:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |