姑猫と嫁鼠 (共通語)

概要

何、夫婦二人とお母さんがおったらしいさね。お母さんが悲しいことに、目が悪かったらしいですよね。なんでも、嫁は、もう、嫌がらせをお母さんにやっていたらしいかね。それで、ある、天気の悪い日に、「今日は、何々するかね。」と言って、自分はもう心配しているわけね。ミミズが放っておいてるから、「ああ、よし、これを持っていって、炊いてあげよう。」と言って、これを持って来てね、炊いて、お母さんにあげたらしいんですね。これは、海の小さい、もずな(もずく)よ、〔聞き取り不能〕もずなって言った、今。〔聞き取り不能〕、これをよ、「これの御汁だよ。」と言って、嫁がお母さんにあげたらしいさね。お母さんが箸を取って食べようとすると、息子が入ってきてね、「お母さん、何の御汁。」「これはね、もずなの御汁、食べれって言ったから。」息子がきて近づいて見たら、これは、もう、ミミズであったらしい。「お母さん、これは、ミミズだよ。」と言って、お母さん怒ってね、ばんっと箸落とした同時に、目も開いてよ、嫁に向かって、猫になって走ってったさ。嫁も、また、鼠になって、走って逃げたさ。目が見えないって、かわいそうね。お母さん、箸落として猫になってそのまま走っていったって。これ、嫁に走っていったらよ。嫁は鼠になって走ってった。また息子は、これを見ているうちに、カーと、こんな音で、烏になったと。烏になって、カアカアと鳴いて行ったと。それで、今までも、猫は、鼠を襲う。また、烏は、今でも、猫を見たらよ、「自分のお母さん。」と言ってカアカア鳴くと。その話は。

再生時間:2:19

民話詳細DATA

レコード番号 47O330357
CD番号 47O33C028
決定題名 姑猫と嫁鼠 (共通語)
話者がつけた題名 ウドンはミミズ
話者名 多宇時
話者名かな たうとき
生年月日 19100610
性別
出身地 白保
記録日 19970309
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T134 白保 A-08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P97
キーワード 嫁,姑,ミミズ
梗概(こうがい) 何、夫婦二人とお母さんがおったらしいさね。お母さんが悲しいことに、目が悪かったらしいですよね。なんでも、嫁は、もう、嫌がらせをお母さんにやっていたらしいかね。それで、ある、天気の悪い日に、「今日は、何々するかね。」と言って、自分はもう心配しているわけね。ミミズが放っておいてるから、「ああ、よし、これを持っていって、炊いてあげよう。」と言って、これを持って来てね、炊いて、お母さんにあげたらしいんですね。これは、海の小さい、もずな(もずく)よ、〔聞き取り不能〕もずなって言った、今。〔聞き取り不能〕、これをよ、「これの御汁だよ。」と言って、嫁がお母さんにあげたらしいさね。お母さんが箸を取って食べようとすると、息子が入ってきてね、「お母さん、何の御汁。」「これはね、もずなの御汁、食べれって言ったから。」息子がきて近づいて見たら、これは、もう、ミミズであったらしい。「お母さん、これは、ミミズだよ。」と言って、お母さん怒ってね、ばんっと箸落とした同時に、目も開いてよ、嫁に向かって、猫になって走ってったさ。嫁も、また、鼠になって、走って逃げたさ。目が見えないって、かわいそうね。お母さん、箸落として猫になってそのまま走っていったって。これ、嫁に走っていったらよ。嫁は鼠になって走ってった。また息子は、これを見ているうちに、カーと、こんな音で、烏になったと。烏になって、カアカアと鳴いて行ったと。それで、今までも、猫は、鼠を襲う。また、烏は、今でも、猫を見たらよ、「自分のお母さん。」と言ってカアカア鳴くと。その話は。
全体の記録時間数 2:34
物語の時間数 2:19
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP