十二支由来(共通語)

概要

猫とネズミとよ、二人争いがあったんですよ。この神様がいうたもんだから。この時にがよ、ネズミがよ、〔聞き取り不能〕「やあ、これは嘘だよ。」と、この日はでないよと、「集まりがあるの、五日だよ。」と言うけどが、ネズミは「そうではない。猫さん、五日ではない。六日だよ。」と。「僕は今、牛から聞いてきたのに。」と言って、ごまかしたらしいんだよ。そうして、「翌日だよ。」と言って、猫は、「ああそうか。」と言って眠ってから、起きて、翌日行ったらよ、神様が、「いや、あんたはね、この、昨日の、〔聞き取り不能〕に、遅れたから、あんたは駄目。」と言ったらしい。猫は怒ってよ、「よし、今度は、ネズミをつぶす。」と。「生まれる子供は、みんな、ネズミ取って食べること。」と言った。決めたらしいんだが、それが、猫はネズミ取るの〔聞き取り不能〕と言っている。ネズミが、一番最初に行ったもの、神様来いと言ったときに行ったのも、牛と相談してやったわけさ。「牛、あんたはね、僕、あんまり歩き切れんから、足も小さくて、歩き切れんからよ、あんたに乗るから、乗せてな。」「いいさ。乗れ。」と言うことで、「綱にでも、背中にでもいいよ。どこにでもいいから、乗れ。」と言うことでよ、乗せていったらしいんだよ。牛が言ったからよ、ネズミがひょんっと乗ってからよ、「よし、一緒に行こうね。」と言う。前から相談〔聞き取り不能〕。猫をだましたのも、牛が言うたから、何日だよ、ネズミ。五日だよ、と言わば、言うたもんだから、目の前で聞いているわけさ。猫に、「あんた六日だよ。」と。牛が言ったのでごまかしてあげたら。で、ネズミはよ、牛の綱の上に、乗ってるから、小さいもんだから、軽いでしょ。牛あんまり感じなかったらしい。背中に、乗せてあげただけであって、自分の頭に、〔聞き取り不能〕乗っていると分からないんだよ。行ったところが、その、門の所に、神様の家が、門に、入ると、もう、開けた同時に、ネズミがぴょんと出て、前に入ったもんだから、あいっ、〔聞き取り不能〕〔ああ、そうか。〕子(ね)が出て、これから牛だと。猫の代わりに虎が来てるわけさ。そんでまた次は、兎が来ているでしょ。またあれから、竜が来ているわけさ。この次、蛇が来ているわけさ。蛇が来て、これからまた、馬が来ているでしょ。蛇が来てから、こん次は、馬が来ているわけさ。馬の次は、羊がまた来ているでしょ。猿があわててきて、また次は、猿が入って来ているわけ。鳥も飛んできて、ひょっと入って来ているわけさ。犬はゆっくり走ってきて、猪は「大丈夫だよ。」と言って来たから、猪が一番最後になって言うわけ。ああ、あんたで終わり、ということになったわけさ。十二支。あのことから、十二支は、こう書かれていると、うちの爺が、昔からある笑い話とか、みんな言うてくれる。あれから、十二支が作られたらしい。

再生時間:3:18

民話詳細DATA

レコード番号 47O330298
CD番号 47O33C024
決定題名 十二支由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大泊成吉
話者名かな おおどまりせいきち
生年月日 19231019
性別
出身地 白保
記録日 19970309
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T130 白保 B-05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P180
キーワード 十二支,ネズミ,猫,牛
梗概(こうがい) 猫とネズミとよ、二人争いがあったんですよ。この神様がいうたもんだから。この時にがよ、ネズミがよ、〔聞き取り不能〕「やあ、これは嘘だよ。」と、この日はでないよと、「集まりがあるの、五日だよ。」と言うけどが、ネズミは「そうではない。猫さん、五日ではない。六日だよ。」と。「僕は今、牛から聞いてきたのに。」と言って、ごまかしたらしいんだよ。そうして、「翌日だよ。」と言って、猫は、「ああそうか。」と言って眠ってから、起きて、翌日行ったらよ、神様が、「いや、あんたはね、この、昨日の、〔聞き取り不能〕に、遅れたから、あんたは駄目。」と言ったらしい。猫は怒ってよ、「よし、今度は、ネズミをつぶす。」と。「生まれる子供は、みんな、ネズミ取って食べること。」と言った。決めたらしいんだが、それが、猫はネズミ取るの〔聞き取り不能〕と言っている。ネズミが、一番最初に行ったもの、神様来いと言ったときに行ったのも、牛と相談してやったわけさ。「牛、あんたはね、僕、あんまり歩き切れんから、足も小さくて、歩き切れんからよ、あんたに乗るから、乗せてな。」「いいさ。乗れ。」と言うことで、「綱にでも、背中にでもいいよ。どこにでもいいから、乗れ。」と言うことでよ、乗せていったらしいんだよ。牛が言ったからよ、ネズミがひょんっと乗ってからよ、「よし、一緒に行こうね。」と言う。前から相談〔聞き取り不能〕。猫をだましたのも、牛が言うたから、何日だよ、ネズミ。五日だよ、と言わば、言うたもんだから、目の前で聞いているわけさ。猫に、「あんた六日だよ。」と。牛が言ったのでごまかしてあげたら。で、ネズミはよ、牛の綱の上に、乗ってるから、小さいもんだから、軽いでしょ。牛あんまり感じなかったらしい。背中に、乗せてあげただけであって、自分の頭に、〔聞き取り不能〕乗っていると分からないんだよ。行ったところが、その、門の所に、神様の家が、門に、入ると、もう、開けた同時に、ネズミがぴょんと出て、前に入ったもんだから、あいっ、〔聞き取り不能〕〔ああ、そうか。〕子(ね)が出て、これから牛だと。猫の代わりに虎が来てるわけさ。そんでまた次は、兎が来ているでしょ。またあれから、竜が来ているわけさ。この次、蛇が来ているわけさ。蛇が来て、これからまた、馬が来ているでしょ。蛇が来てから、こん次は、馬が来ているわけさ。馬の次は、羊がまた来ているでしょ。猿があわててきて、また次は、猿が入って来ているわけ。鳥も飛んできて、ひょっと入って来ているわけさ。犬はゆっくり走ってきて、猪は「大丈夫だよ。」と言って来たから、猪が一番最後になって言うわけ。ああ、あんたで終わり、ということになったわけさ。十二支。あのことから、十二支は、こう書かれていると、うちの爺が、昔からある笑い話とか、みんな言うてくれる。あれから、十二支が作られたらしい。
全体の記録時間数 3:34
物語の時間数 3:18
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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