黄金の瓜種(共通語)

概要

これは、首里のですね、王様の所によ、このなんと言う女かね、この女がね、あちらで奉公しておるときにですね、今度は、あちらで、言うとね、女中ですかね、女中で使われたときによ、こんなに、あちらでは、首里ではね、一人だけでなく、七、八名女中に使われておったらしい。おったところがよ、この女は、非常に貞操良くて、立派な女で、で、その、他の女中なんかが、嫉妬してですね、この女はね、王様のね、もう、あれだとか、「この女はね、どこへ行っても、屁をひってね、屁をひって、人の前でも屁ひき上手。
」と言われておるとね。こんなにも、人が、「あれをね、追い出さなければ、自分らも折れない。」と言うことで、嫉妬でね、やってね、いよいよ、あの女も、王様の耳に入ってね、これを痛んで、「自分の名誉にも関係するから。」と言ってよ、もう、言ったらしい、しかし、あの女もね、この、王様の、これであった、あれの中に籠もってね、いた時に、追い出された。あれがですね、追い出されてよ、自分一人でね、こんなに、追い出されて、苦労しているうちに、あなたが生まれてですね、今度は学校に上がって、何て言った
かな、あれがね、大きくなって、そのうちによ、「なんでお母さん。私以外の所にはよ、みんなお父さんがいらっしゃるのに、私のお父さんは誰ですか。」と言ったら、いやあ、もうお母さんもね、こんなに言うわけもいかんしね、こんなにおるうちにですね、子がですね、「必ずお父さんを探したいと。人はお父さんがいるのに、私はお父さんがいないと言うことはね、これは変だ。」と言って、後で分かることだと、お母さんも逃げるんですよ。やっておったらしいんだが、後でですね、「実は、私はあなたを身籠もりしてね、嫉妬やられて、追い出されて、で、来ておるんだから。」と言うことでね、「やったんだから、あんたがあっちに行ってもね、王様もね、妻も子供もおるんだから、もう、行ってもね、駄目だから、〔聞き取り不能〕行け。」と言ったらよ、あの子は必ず、「自分のお父さんを見たい、話したい。」と言うことでよ、しょっちゅう〔聞き取り不能〕がね、しておりましたところ、いろいろそれで子供がですね、何かと話を聞いてですね、「どこどこに、浜にですね、この黄金の玉があるから、これはね、黄金が出るか。」と言うことでよ、もうあの子が聞いて、行っておったところが、黄金の玉が出てきよったから、これが〔聞き取り不能〕と言うことでよ、「お母さん、私黄金の玉が出ておるから、これを持っていってね、王様の所へ行けば、是非、私はお父さんとね、話し合ってみたい。」と言うことで、寄って行ったらですね、門番がですね、あんなへんぴな者が、「王様に会う。」と言うことでですね、「絶対に、許せない。」と言うことでね、四、五回も、五、六回も、行っては戻され、行っては戻されしておるうち、門番もあきれて、「せっかく、今なにも何回も来るんだからよ、行って、王様に話して、それじゃあ、来い。」と言ったからね、行ってね、この王様の前でね、この黄金の玉というのは、私ね、穴を掘ったらね、この王様の子ということでね、「これが印だから。」と言うのでね、この王様に話したら、「どうして、あなたは、私のことを。」と言ったら、「この玉が。」と言って、で、「私のお母さんは、あなたの妾で、主人の女中をしておったとき、いろいろと友達が、これは、王様の前では、どこでも屁を放っても平気だ。そんなものは、王様のこれになっている。」と言うことでよ、「あんなにしておるんだから。」と言うことでよ、いろんな話をしたら、「ああそうか。」と言うことでね、王様もね、「〔聞き取り不能〕ああ、私の子だね。」と言うことで、確かめてね、あれを連れて来てね、自分の、後はね、子供も連れて来て、また、自分の大事なあれに、慣らしたという話もある。・・王様‥‥琉球王のこと。・・女中‥‥妾、側室のこと。

再生時間:6:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O330248
CD番号 47O33C019
決定題名 黄金の瓜種(共通語)
話者がつけた題名
話者名 宮良松
話者名かな みやらまつ
生年月日 19031019
性別
出身地 白保
記録日 19960913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T127 白保 B-01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P87 八重山諸島民話集 遠藤庄治P77
キーワード 首里王,屁,男の子供,黄金の玉
梗概(こうがい) これは、首里のですね、王様の所によ、このなんと言う女かね、この女がね、あちらで奉公しておるときにですね、今度は、あちらで、言うとね、女中ですかね、女中で使われたときによ、こんなに、あちらでは、首里ではね、一人だけでなく、七、八名女中に使われておったらしい。おったところがよ、この女は、非常に貞操良くて、立派な女で、で、その、他の女中なんかが、嫉妬してですね、この女はね、王様のね、もう、あれだとか、「この女はね、どこへ行っても、屁をひってね、屁をひって、人の前でも屁ひき上手。 」と言われておるとね。こんなにも、人が、「あれをね、追い出さなければ、自分らも折れない。」と言うことで、嫉妬でね、やってね、いよいよ、あの女も、王様の耳に入ってね、これを痛んで、「自分の名誉にも関係するから。」と言ってよ、もう、言ったらしい、しかし、あの女もね、この、王様の、これであった、あれの中に籠もってね、いた時に、追い出された。あれがですね、追い出されてよ、自分一人でね、こんなに、追い出されて、苦労しているうちに、あなたが生まれてですね、今度は学校に上がって、何て言った かな、あれがね、大きくなって、そのうちによ、「なんでお母さん。私以外の所にはよ、みんなお父さんがいらっしゃるのに、私のお父さんは誰ですか。」と言ったら、いやあ、もうお母さんもね、こんなに言うわけもいかんしね、こんなにおるうちにですね、子がですね、「必ずお父さんを探したいと。人はお父さんがいるのに、私はお父さんがいないと言うことはね、これは変だ。」と言って、後で分かることだと、お母さんも逃げるんですよ。やっておったらしいんだが、後でですね、「実は、私はあなたを身籠もりしてね、嫉妬やられて、追い出されて、で、来ておるんだから。」と言うことでね、「やったんだから、あんたがあっちに行ってもね、王様もね、妻も子供もおるんだから、もう、行ってもね、駄目だから、〔聞き取り不能〕行け。」と言ったらよ、あの子は必ず、「自分のお父さんを見たい、話したい。」と言うことでよ、しょっちゅう〔聞き取り不能〕がね、しておりましたところ、いろいろそれで子供がですね、何かと話を聞いてですね、「どこどこに、浜にですね、この黄金の玉があるから、これはね、黄金が出るか。」と言うことでよ、もうあの子が聞いて、行っておったところが、黄金の玉が出てきよったから、これが〔聞き取り不能〕と言うことでよ、「お母さん、私黄金の玉が出ておるから、これを持っていってね、王様の所へ行けば、是非、私はお父さんとね、話し合ってみたい。」と言うことで、寄って行ったらですね、門番がですね、あんなへんぴな者が、「王様に会う。」と言うことでですね、「絶対に、許せない。」と言うことでね、四、五回も、五、六回も、行っては戻され、行っては戻されしておるうち、門番もあきれて、「せっかく、今なにも何回も来るんだからよ、行って、王様に話して、それじゃあ、来い。」と言ったからね、行ってね、この王様の前でね、この黄金の玉というのは、私ね、穴を掘ったらね、この王様の子ということでね、「これが印だから。」と言うのでね、この王様に話したら、「どうして、あなたは、私のことを。」と言ったら、「この玉が。」と言って、で、「私のお母さんは、あなたの妾で、主人の女中をしておったとき、いろいろと友達が、これは、王様の前では、どこでも屁を放っても平気だ。そんなものは、王様のこれになっている。」と言うことでよ、「あんなにしておるんだから。」と言うことでよ、いろんな話をしたら、「ああそうか。」と言うことでね、王様もね、「〔聞き取り不能〕ああ、私の子だね。」と言うことで、確かめてね、あれを連れて来てね、自分の、後はね、子供も連れて来て、また、自分の大事なあれに、慣らしたという話もある。・・王様‥‥琉球王のこと。・・女中‥‥妾、側室のこと。
全体の記録時間数 6:27
物語の時間数 6:25
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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