これは、またね、ある親子三名が、夫婦と女の親がおったらしいですよ。それが、何か男がね、旅に出る話ですよ。その時が、お母さんがね、「言葉千貫と言うのがあるよ。」「何ですか。」と言ったらね、何、急げば回れ、急げば回れと言う言葉と、美味しいのを食べたら油断するなという話と、また、一つはね、怒ったら手を引け、手を引いたら怒るなという、この、意地、意地ですよね。意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けと言うね、あのことを教えたらしいですよ。そして、行って、もう、いざ、出ていく時に、途中で、川渡るところの時、雨が、もう、大雨が降ったらしいですよね。ああ、こっちに行って、子の橋渡る時に、橋が崩れたらどうしようかと思って、ああ、急げば回れと言うことがあるから、遠い道を回って行こうと言って、行ったらしいですよ。それ一つで助かって、また行って、遠くに行って、宿屋、今の民宿とか、あんなところにね、岩屋、岩屋があったらしいさね。ホテルみたいな所だったから、こっちにもいっぱいあったはずよね。それがね、食べて、ああ美味しいのを食べたら油断するなと言うことが、聞いてあるから、ちょっと、庭に出て散歩でもしようかと言って、出てるうちに、この家なんかよ、潰れたらしいです。潰れた。そのこともよ、このことも、親の言った言葉。これだなと言って、とうとう家に帰っていったらしいですよ。こっちのは、一番意味のある言葉ですよ。ね、行ったところが、夜、夜ですからね、行ったところが、もう、蚊帳の中に、男がね、自分の妻と眠っていたらしいさ。そしたら、ああ、これは、途中でいないうちに、男を探してたんだなあと思って、今日は、殺して帰してやろうと思って、昔の人は持っているでしょう。これでやってやろうと思って、意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けとあるから、まず、行って、まず、誰かと思って、開けてみたら、お母さんがですね、こわがちした、〔聞き取り不能〕男の姿してね、自分の嫁と寝ていたらしいですよ。こんだけで、「こういうこともあるから、人間は、意地がある、短気があると言って、すぐ手を出すんではないよ。」と言ってね、「こんなこともあるよ。」と言って、こんなことも話されたんです。それで終わります。
| レコード番号 | 47O330168 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C013 |
| 決定題名 | 言葉千貫(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲島タマ |
| 話者名かな | なかしまたま |
| 生年月日 | 19161222 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19960912 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T122 白保 B-07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P57 |
| キーワード | 三つの言葉,白銀堂由来 |
| 梗概(こうがい) | これは、またね、ある親子三名が、夫婦と女の親がおったらしいですよ。それが、何か男がね、旅に出る話ですよ。その時が、お母さんがね、「言葉千貫と言うのがあるよ。」「何ですか。」と言ったらね、何、急げば回れ、急げば回れと言う言葉と、美味しいのを食べたら油断するなという話と、また、一つはね、怒ったら手を引け、手を引いたら怒るなという、この、意地、意地ですよね。意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けと言うね、あのことを教えたらしいですよ。そして、行って、もう、いざ、出ていく時に、途中で、川渡るところの時、雨が、もう、大雨が降ったらしいですよね。ああ、こっちに行って、子の橋渡る時に、橋が崩れたらどうしようかと思って、ああ、急げば回れと言うことがあるから、遠い道を回って行こうと言って、行ったらしいですよ。それ一つで助かって、また行って、遠くに行って、宿屋、今の民宿とか、あんなところにね、岩屋、岩屋があったらしいさね。ホテルみたいな所だったから、こっちにもいっぱいあったはずよね。それがね、食べて、ああ美味しいのを食べたら油断するなと言うことが、聞いてあるから、ちょっと、庭に出て散歩でもしようかと言って、出てるうちに、この家なんかよ、潰れたらしいです。潰れた。そのこともよ、このことも、親の言った言葉。これだなと言って、とうとう家に帰っていったらしいですよ。こっちのは、一番意味のある言葉ですよ。ね、行ったところが、夜、夜ですからね、行ったところが、もう、蚊帳の中に、男がね、自分の妻と眠っていたらしいさ。そしたら、ああ、これは、途中でいないうちに、男を探してたんだなあと思って、今日は、殺して帰してやろうと思って、昔の人は持っているでしょう。これでやってやろうと思って、意地が出たら手を引け、手が出たら意地を引けとあるから、まず、行って、まず、誰かと思って、開けてみたら、お母さんがですね、こわがちした、〔聞き取り不能〕男の姿してね、自分の嫁と寝ていたらしいですよ。こんだけで、「こういうこともあるから、人間は、意地がある、短気があると言って、すぐ手を出すんではないよ。」と言ってね、「こんなこともあるよ。」と言って、こんなことも話されたんです。それで終わります。 |
| 全体の記録時間数 | 3:27 |
| 物語の時間数 | 3:17 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |