首里の王様から、青年二人をよこすように多良間島に命令がきた。青年二人は多良間から沖縄に行く途中、嵐にあった。風に流されるままになった。一ヶ月経っても島は見えなかったがある日、やっと大きな島にたどり着いた。水や食べ物を探して部落へ行くと、親切に水も食料も与えてくれた。行くあてもないので、青年二人は部落の別々の家で農夫として働くことになった。それから年月は流れ、いよいよ家に帰ることになった。その時両方の主人は青年達に対し、「何をお土産品としてほしいか」と聞くと、一人は「何もほしくはありませんが、私の島では水が大切なので、水瓶をください」といい、もう一人は「私は何もいりません。あなたの教訓の言葉だけください」といって、出発の日をまった。そして互いに一人は水瓶をもらい、一人は教訓の言葉をもらって島へむかった。島についたのはちょうど夜中で、一人の青年は土産品を家族のものに持っていってもらおうと思い、家に行くと妻と男の人がいた。青年は怒りカッとなって殺してしまった。よくよく見ると、それは自分の母親であったもう一人の青年の家も同じように、妻が男の人と寝ていた。カッとなったが、主人の「短気は損気」という教訓の言葉を思い出し、確かめてからと思い入ってみると、男の人は自分の母親であった。それで、一方の家は悲しみに沈み、もう一方の家は喜んでいた。
| レコード番号 | 47O330123 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C008 |
| 決定題名 | 話千両 短気は損気(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 米盛一雄 |
| 話者名かな | よねもりかずお |
| 生年月日 | 19110513 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T44 白保6 A-7 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 首里の王,多良間島,青年二人,教訓 |
| 梗概(こうがい) | 首里の王様から、青年二人をよこすように多良間島に命令がきた。青年二人は多良間から沖縄に行く途中、嵐にあった。風に流されるままになった。一ヶ月経っても島は見えなかったがある日、やっと大きな島にたどり着いた。水や食べ物を探して部落へ行くと、親切に水も食料も与えてくれた。行くあてもないので、青年二人は部落の別々の家で農夫として働くことになった。それから年月は流れ、いよいよ家に帰ることになった。その時両方の主人は青年達に対し、「何をお土産品としてほしいか」と聞くと、一人は「何もほしくはありませんが、私の島では水が大切なので、水瓶をください」といい、もう一人は「私は何もいりません。あなたの教訓の言葉だけください」といって、出発の日をまった。そして互いに一人は水瓶をもらい、一人は教訓の言葉をもらって島へむかった。島についたのはちょうど夜中で、一人の青年は土産品を家族のものに持っていってもらおうと思い、家に行くと妻と男の人がいた。青年は怒りカッとなって殺してしまった。よくよく見ると、それは自分の母親であったもう一人の青年の家も同じように、妻が男の人と寝ていた。カッとなったが、主人の「短気は損気」という教訓の言葉を思い出し、確かめてからと思い入ってみると、男の人は自分の母親であった。それで、一方の家は悲しみに沈み、もう一方の家は喜んでいた。 |
| 全体の記録時間数 | 6:15 |
| 物語の時間数 | 5:48 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |