古寺の怪(方言)

概要

昔、学校時代に聞いた話ですけど、ある村に、村近くに古寺があったらしいんです。あってその古寺に、犬の顔が下がっていたそうです。それで、誰も気付くことはないけど、この若い、村の若い者が夜、遊びに、来るとまたと帰って来ないという、ところで村にも不思議な、話が出ていろんなもう話しがでたらしいさ。けど、ちょうど、今家が、中学生、の十四、十三とか十四、十三ーと、もうあのせい、いや子どもがね、もう頭の良い子どもがおったらしいさ。この話しを聞いてねぇ、よし自分行ってまず一晩は、こっちに隠れてみようと、言ってあの古寺の天井に早くから行って、隠れておったらしい。そしたらね、夜中になっても、くつくつくつとこの履物の音がもう聞こえるらしい。何か来たんだねえといって、静かにしておったらよ、入ってくる合図は、はいはい、うちのけんぴどのと入ってくるらしいさ。うちのけんぴどの、はいだれさんですか。なん、なんちく、なんちく、なんにちのたいぎょう、といったらしいね。なんにちのたいぎょうと言うらしいさ。言うたらもう、この子どもは頭に、覚えているわけさね。たいじょううんたいぎょうといって、ま、(聞き取り不能)けどよ、今後は何もご馳走目当て無いか、今後は何も無いねぇと、言うらしいさ。こっちで人はいないけど答える訳さ。答えたから、じゃ帰るといってもう帰るらしいさ。もうしばらくしてまたもう一人また来るらしい。ごつごつくつもう足の音も靴の音がきいいてくるらしいさ。来るけれど、これはまたこれも同じように、はいはい、うちのけんぴどの、と、来るらしいさ。うちのけんぴどの、と来るから、誰さんですか、と言ったら、今度は、とうちくぶんのちけいと言うらしいさ。この村の側にね、前には大きい村の前には大きな池があるらしい。そしてまた東には、竹やぶがあるらしいさ。そしてもうあっちにも、とうちくりんのちけいは東の、山の、竹山の、大きな千年なる鳥と、字に書いたらしいさあのもう自分が朝起きてきてよ、こんな話しするけれどって起きてきてあの古寺の、窯、灰があるらしいさ。この灰の中に字を書いたらしいね。字を書いて、けんぴどのというのは、いまのかわ、いまのかわ、といって、書いてから調べたらしいさ。下がって行ったと、いまのかわが。これが千年なるわけさあね。とこれと、また、とうちくりんのちけい、といったらもう、東の山の、千年なる、鳥と、いう、答えさ。書いてみたらもう千年なる鳥東の山の千年なる鳥、書いて、今度はまた、もう一人はまた、なんちのたいぎょ、なんちのたいぎょと、いうんだから、これを、朝起きてきてこのかまどの灰に書いてみたらよ、もうなんちのたいぎょというところも、たいぎょ、大きな池の大きな魚でしょ、だから、字を書いて、これをじゅう、見てから、調べたらよ、この村の、南のほうには大きな池があると、東には竹やぶがあるらしい。してこの竹山におる、鳥ね、鳥と、なんちのたいぎょという大きな魚とね、とって殺してしてこの犬の皮ととって捨てたからよ、それからなかったと。そんなことはなかったと。なんでも、なんでもね、千年なれば化けるという話しを聞いた事があるさ。

再生時間:6:26

民話詳細DATA

レコード番号 47O330100
CD番号 47O33C007
決定題名 古寺の怪(方言)
話者がつけた題名 何でも千年すれば化ける(方言話)
話者名 平得マサ子
話者名かな ひらえまさこ
生年月日 19010511
性別
出身地 宮良
記録日 19760802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T43 白保5 A-1
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 日本民話の会 特集石垣島の民話P146
キーワード 古寺,エンチの大魚
梗概(こうがい) 昔、学校時代に聞いた話ですけど、ある村に、村近くに古寺があったらしいんです。あってその古寺に、犬の顔が下がっていたそうです。それで、誰も気付くことはないけど、この若い、村の若い者が夜、遊びに、来るとまたと帰って来ないという、ところで村にも不思議な、話が出ていろんなもう話しがでたらしいさ。けど、ちょうど、今家が、中学生、の十四、十三とか十四、十三ーと、もうあのせい、いや子どもがね、もう頭の良い子どもがおったらしいさ。この話しを聞いてねぇ、よし自分行ってまず一晩は、こっちに隠れてみようと、言ってあの古寺の天井に早くから行って、隠れておったらしい。そしたらね、夜中になっても、くつくつくつとこの履物の音がもう聞こえるらしい。何か来たんだねえといって、静かにしておったらよ、入ってくる合図は、はいはい、うちのけんぴどのと入ってくるらしいさ。うちのけんぴどの、はいだれさんですか。なん、なんちく、なんちく、なんにちのたいぎょう、といったらしいね。なんにちのたいぎょうと言うらしいさ。言うたらもう、この子どもは頭に、覚えているわけさね。たいじょううんたいぎょうといって、ま、(聞き取り不能)けどよ、今後は何もご馳走目当て無いか、今後は何も無いねぇと、言うらしいさ。こっちで人はいないけど答える訳さ。答えたから、じゃ帰るといってもう帰るらしいさ。もうしばらくしてまたもう一人また来るらしい。ごつごつくつもう足の音も靴の音がきいいてくるらしいさ。来るけれど、これはまたこれも同じように、はいはい、うちのけんぴどの、と、来るらしいさ。うちのけんぴどの、と来るから、誰さんですか、と言ったら、今度は、とうちくぶんのちけいと言うらしいさ。この村の側にね、前には大きい村の前には大きな池があるらしい。そしてまた東には、竹やぶがあるらしいさ。そしてもうあっちにも、とうちくりんのちけいは東の、山の、竹山の、大きな千年なる鳥と、字に書いたらしいさあのもう自分が朝起きてきてよ、こんな話しするけれどって起きてきてあの古寺の、窯、灰があるらしいさ。この灰の中に字を書いたらしいね。字を書いて、けんぴどのというのは、いまのかわ、いまのかわ、といって、書いてから調べたらしいさ。下がって行ったと、いまのかわが。これが千年なるわけさあね。とこれと、また、とうちくりんのちけい、といったらもう、東の山の、千年なる、鳥と、いう、答えさ。書いてみたらもう千年なる鳥東の山の千年なる鳥、書いて、今度はまた、もう一人はまた、なんちのたいぎょ、なんちのたいぎょと、いうんだから、これを、朝起きてきてこのかまどの灰に書いてみたらよ、もうなんちのたいぎょというところも、たいぎょ、大きな池の大きな魚でしょ、だから、字を書いて、これをじゅう、見てから、調べたらよ、この村の、南のほうには大きな池があると、東には竹やぶがあるらしい。してこの竹山におる、鳥ね、鳥と、なんちのたいぎょという大きな魚とね、とって殺してしてこの犬の皮ととって捨てたからよ、それからなかったと。そんなことはなかったと。なんでも、なんでもね、千年なれば化けるという話しを聞いた事があるさ。
全体の記録時間数 6:54
物語の時間数 6:26
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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