母親を亡くして、父と息子が漁をして生活していた。父親が年をとって働けなくなったので、息子が漁に出て働く。父親はその帰りをいつも待っていた。ある日、竜巻が起こって他の船は帰ったが、息子の船は帰ってこなかった。父親は朝から晩まで海岸へ行って待つが、息子は帰って来ず、冬(11月ごろ)になってしまう。父親は息子が生きているのを信じて、雨の降る日に海岸へ出る。すると小石のそばで千鳥が鳴いている。よく見ると片羽が折れているので、家に連れて帰り薬をつけ食事をさせて看病をし、大切に育てた。千鳥は元気になるが、父親はそれでも浜辺に毎日出かける。父親が家に帰ると美しい娘が自分の洗濯をしている。父親が不思議におもって、「どこから来たのか」と尋ねると女は、「亡くなった息子のことをいつまでも心配しないで毎日、浜辺に行くのはやめなさい。自分の息子の代わりにあなたの世話を一切してあげるから」と言った。それから娘は、「私は浜にいた千鳥です。この事を絶対に口に出さないで下さい」と言う。父親はそれを約束する。隣の人が娘の事を不思議がり、素性を聞きたがる。そして、酒やご馳走を持って来る。おじいさんは酔ってしまい、娘の正体を教えてしまう。すると娘は千鳥になって飛んでいってしまった。
| レコード番号 | 47O330040 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C003 |
| 決定題名 | 浜千鳥の話(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 米盛一雄 |
| 話者名かな | よねもりかずお |
| 生年月日 | 19110513 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T40 白保2 A-9 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 日本民話の会 特集石垣の民話P14 八重山諸島民話集 遠藤庄治 P27 日本昔話通観 第26巻P422 |
| キーワード | 千鳥,母親,父親,息子,浜辺 |
| 梗概(こうがい) | 母親を亡くして、父と息子が漁をして生活していた。父親が年をとって働けなくなったので、息子が漁に出て働く。父親はその帰りをいつも待っていた。ある日、竜巻が起こって他の船は帰ったが、息子の船は帰ってこなかった。父親は朝から晩まで海岸へ行って待つが、息子は帰って来ず、冬(11月ごろ)になってしまう。父親は息子が生きているのを信じて、雨の降る日に海岸へ出る。すると小石のそばで千鳥が鳴いている。よく見ると片羽が折れているので、家に連れて帰り薬をつけ食事をさせて看病をし、大切に育てた。千鳥は元気になるが、父親はそれでも浜辺に毎日出かける。父親が家に帰ると美しい娘が自分の洗濯をしている。父親が不思議におもって、「どこから来たのか」と尋ねると女は、「亡くなった息子のことをいつまでも心配しないで毎日、浜辺に行くのはやめなさい。自分の息子の代わりにあなたの世話を一切してあげるから」と言った。それから娘は、「私は浜にいた千鳥です。この事を絶対に口に出さないで下さい」と言う。父親はそれを約束する。隣の人が娘の事を不思議がり、素性を聞きたがる。そして、酒やご馳走を持って来る。おじいさんは酔ってしまい、娘の正体を教えてしまう。すると娘は千鳥になって飛んでいってしまった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:58 |
| 物語の時間数 | 2:52 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |