昔、徳のある老夫婦がいた。貧しいので火正月でもしようと言って、火を焚き、井戸水をくんできて、ままごとのように皿に井戸水をふりかけると、赤飯やかまごこ、トン汁などいい正月料理ができた。また、徳のない夫婦の家では、子供を麦と交換して料理を作った。年があけて麦の実る麦秋がきた。徳のない夫婦はその実った麦を見て、売った子供のことを恋しく思い、鳥になった、「ハーク、ハーク」と鳴いた。それ以来、麦秋になると、ファードゥルという鳥が「ハーク、ハーク」と子供を思って鳴くのである。
| レコード番号 | 47O330527 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C041 |
| 決定題名 | 子売りファー鳥(共通語) |
| 話者がつけた題名 | ファードゥルの話 |
| 話者名 | 竹盛生吉郎 |
| 話者名かな | たけもりせいきちろう |
| 生年月日 | 19160709 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石垣市平得 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市A大浜B平得T1B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ファー鳥,麦の収穫時期 |
| 梗概(こうがい) | 昔、徳のある老夫婦がいた。貧しいので火正月でもしようと言って、火を焚き、井戸水をくんできて、ままごとのように皿に井戸水をふりかけると、赤飯やかまごこ、トン汁などいい正月料理ができた。また、徳のない夫婦の家では、子供を麦と交換して料理を作った。年があけて麦の実る麦秋がきた。徳のない夫婦はその実った麦を見て、売った子供のことを恋しく思い、鳥になった、「ハーク、ハーク」と鳴いた。それ以来、麦秋になると、ファードゥルという鳥が「ハーク、ハーク」と子供を思って鳴くのである。 |
| 全体の記録時間数 | 3:11 |
| 物語の時間数 | 2:54 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |