仇討ちをあきらめた話(共通語)

概要

大昔、八十歳あまりなる老人が山から薪をかついで来る時に、青年は老人がかついているのをみて、「私がかついであげるよ」といって、一緒にかついでやる。そのときに、「爺さんは何故、子がいないのか、この歳で薪木をかついでいるのか」といったら、「私は二・三人の子供がいたが、若い頃に人を殺した為に、その罪で子供を取られ皆いなくなってしまった。だから今となってもこのような薪木をかついで苦労をしている」といったら、この薪木をかついでいる青年は、「これは私の親の敵ですね。いつか仇を討たなければならないと思っていたけれど、人は普通ならば恥があるのだから、あれは私の親の苦労をしているのだから許してください。許しなさいと心でああいうものは許しなさいと口にして、口に吐いて、夫婦二人も家族も話しているうちに、我が家の父親を殺した人を私は今日、連れてきた。どうして連れてきたのかと問われると、こういうふうに言って、はーなるほど、あの人がそういう訳でお父さんを殺してしまったんだねという話がある。

再生時間:2:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O330506
CD番号 47O33C040
決定題名 仇討ちをあきらめた話(共通語)
話者がつけた題名
話者名 蔵下真知
話者名かな くらしたしんち
生年月日 18891209
性別
出身地
記録日 19750804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市A大浜B平得T10B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく) おおむかし
伝承事情
文字化資料
キーワード 父親の仇,薪かつぎ,あきらめた敵討ち
梗概(こうがい) 大昔、八十歳あまりなる老人が山から薪をかついで来る時に、青年は老人がかついているのをみて、「私がかついであげるよ」といって、一緒にかついでやる。そのときに、「爺さんは何故、子がいないのか、この歳で薪木をかついでいるのか」といったら、「私は二・三人の子供がいたが、若い頃に人を殺した為に、その罪で子供を取られ皆いなくなってしまった。だから今となってもこのような薪木をかついで苦労をしている」といったら、この薪木をかついでいる青年は、「これは私の親の敵ですね。いつか仇を討たなければならないと思っていたけれど、人は普通ならば恥があるのだから、あれは私の親の苦労をしているのだから許してください。許しなさいと心でああいうものは許しなさいと口にして、口に吐いて、夫婦二人も家族も話しているうちに、我が家の父親を殺した人を私は今日、連れてきた。どうして連れてきたのかと問われると、こういうふうに言って、はーなるほど、あの人がそういう訳でお父さんを殺してしまったんだねという話がある。
全体の記録時間数 2:23
物語の時間数 2:08
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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